ラーク

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1/24/2024, 8:06:30 AM

題 こんな夢を見た
「■■よ聞いてくれるか?パパはな何故か船旅から■■が帰ってこない夢を見てしまったんだ、悪趣味な夢だよな■■は無事に帰ってきてるというのに……」
彼はそうぜんまい仕掛けの人形に話しかける
彼はもうあの日から,息子が死んだ日からずっと狂ってしまった人形を息子と思い喋らないのは病気だからだと思い金を横領するようになってしまった。
しかし俺には責める権利は無い,ずっと側にいながら,なぜ死んだのかも知っているというのに狂っていながらも幸せそうな彼を…
最愛の息子が死んだと言う絶望に落としたく無いのだ。

1/21/2024, 12:51:07 PM

題 特別な夜
今日は父さんの誕生日。
僕は父さんが良く美味しいと言ってくれた
オムライスを作る
このオムライスも父さんが作り方を教えてくれた…妻も子ももう居ない僕は誰かに教える事も作る事もない
父さん,僕もう今では裁判官のトップだ
汚いお金であろうとも所有して…息子がそっちに行かないよう頑張った,でもダメだった
父さん,僕もう疲れたよ
独りはもう嫌だ 嫌われるのも嫌だ
これ,父さんが僕が生まれた年のワイン。
一緒に呑もうって約束だったよね。
〜翌日〜
反乱が起きた…もう駄目みたいだ
死ぬ時は思考がスッキリすると言うのは本当なんだね,息子に銃口を向けられても平然としていられる。
……ありがとう■■

1/20/2024, 11:04:03 AM

題 海の底
ここからは色んな景色が見える。
俺と一緒に沈んで行く人達、
崩壊する船、
誰が死んだとしても全てを受け入れて包容する大空。
……俺が死んだらお父さんはどうなるのだろう,あの人寂しがりなのに意地を張って我慢して子供みたいなあの父は,
………沢山の愛情を貰いながら先に逝くなんて俺は本当に親不孝者だ。
こんなところで,別れも言えずに終わるなんて
すまない父さん絶対生きて帰ると約束したのに,俺 守れなかったよ
泣かないでくれ,悲しまないでくれ,なんて言えないだけどどうか,どうか幸せに…
不幸に,絶望に沈まないでくれ
愛しい父へどうかこの声が聞こえるように
もう貴方の側で歌えすらできないけれど
ーさようなら
With love from your son.
貴方の息子より,愛を込めて。

1/19/2024, 10:12:11 AM

題 君に会いたくて。
貴方の日記と花束を手に今日も丘に来る。
「…そう言えば貴方はここから見る海が好きだったね」
花束を貴方に渡し、木陰に座るするとふと思い出してしまう…
「…ねぇ貴方なんでいっつも僕から離れて先に行ってしまうの,やめてよ」
(……又君に会いたい,そう思ってずっと10年も待ってたんだよ?…………なんで先に逝っちゃうのさ)
………嗚呼雨が降って来た,塩気の強い雨が
〜終〜

1/19/2024, 8:30:08 AM

題 閉ざされた日記
……いつからだろう群衆に群れずに一人で進み始めたのは
(しかし最期にこんな事を想うなんてな…)
ふと机の上の日記を手に取る。
もう意識が朦朧としているからか日記をまだ書いていたあの頃を思い出す。
(……も、しも…もしも彼等について行ったらまだ日記を物語を書いていたのだろうか,
そうだったらこんな閉ざされた日記のような人生を送らずに済んだのだろうか)
そんな事を考えながら彼は眠りについた。
   〜終〜

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