大切なものの多くは目に見えないというけれど、そしたらそんなものどうやって守ったらいいんだろう。
自分を大切にする
自分の気持ちを大切にする
相手を、相手の気持ちを大切にする
家族を、友達を、仲間を大切にする
人からもらったものを大切にする
お金を大切にする
道徳で絶対に習う「大切なもの」について私はどれほどの心を持って接しているだろうか。
大切なものを「守る」ってなんだろう。
危険から遠ざけること?
囲って安全な場所をつくること?
逃げ道を与えること?
守らなければならないものを私は守れているだろうか。
もしかしたら守れていないんじゃないか。自分が守っていると思っているだけで、「大切なもの」は私の築いた防壁を煩わしく思っているんじゃないか。
考えれば考えるほどわからなくなってくる。私の「大切なもの」ってなんだろう
お休みなさい。
エイプリルフール?この世は元々嘘まみれなんだからつく意味なんてないでしょう?強いて言うなら、
この世は幸福で満たされていて、優しさと思いやりで溢れている
とか。
お互いに支え合って生きている、生きることが出来ている
とか。
自分の心許せる相手が見つかれば人生は、彩られる
とか。
綺麗事だと思う。そんな軽い決まり文句で悩みなんか吹き飛ばしちゃえみたいな清々しい顔をしないでくれ。前向きに考えようなんて言わないでくれ。
貴方に何がわかる、何ができる。分からないのなら、出来ないのなら、私の心に踏み込んで来ないでよ。
でもそうだな。もしこの世界が本当にそんな世界なら私はきっと生きていない
これが「地球」だから。「地球」に生まれてきてしまったから。
幸せな世界で嘘をついてみたかった。
お休みなさい。
誰だって幸せになりたい。不幸を願う人などいない。叶うなら幸せを願う。幸せというアイテムが手に入れば、人生うまく行くだろうか?幸せがあれば自分の思い通りになるだろうか。幸せは目に見えないのだから、掴みようがない。手に入れようがない。見出すしかない。自分の幸せは人の幸せとは違う。
幸せの持ち腐れだ。人の幸せを持っていても、それは自分の幸せじゃない。日常で当たり前の幸せがあっても、特別な幸せは自分で探すしかない。幸せは本当に難しい。得体のしれない物だ。人はそれをこぞって欲しがる。それを手に入れれば自分の人生が輝くと信じているから。
お休みなさい。
「ふり」って凄く大変でそれでいて凄く必要なことだ。自分の気持を全てさらけ出していたら人はだれも寄り付かない。生きる上で立場上有利になるように使う騙し細工だ。自分を殺し感情を押し込め黙って笑って人に好かれるような言動を繰り返す。これができなければ人と関わることなどとても不可能だ。嫌われ、罵倒され、人間の輪から外される。浮いて二度と溶け込めない。
人生に細工は不可欠だ。傷つきすぎた脆い硝子の心を細工して、美しく、華々しいことしか見えないように。壊されないように。もう二度と心を失うことがないように。傷ついたら細工して、細工したら傷ついて。学ばない。学べない。人間は皆弱いくせに、自分の心を隠すから皆、傷つけ合う。本当は皆、弱くて脆い。
私はずっと人間誰でも心根は同じだと思っていた。そうならいいと思う。皆違うのだということに気づくまではどれだけ何を言われても、睨まれても平気だった。この人も根っこは私と同じで怖がりなんだ。こうやって容赦無い言葉を浴びせかけてきても、睨んできても、虚勢を張っているだけで本当は、今、とても怖いんだって。本当にそうならどれだけいいだろう。人に嫌われ、孤独になることを恐れ人生に「ふり」という細工をして、自分を誤魔化す。自分が嫌いだ。大嫌いだ。時々触れた針のような言葉に心がグサリとえぐられ細工が剥がれそうになる。また、大丈夫だよ。全然平気だよ。人の反応が怖くて相談できない。きれいな硝子細工の心を誰も疑わない。気遣わない。全てを放置して全てを投げ捨てて消えてしまうことができれば。こんな人生に細工を施すためだけに生まれてきた訳じゃないのだから。終わらせてしまいたい。この硝子を割ってしまいたい。心なんて「ふり」で、「嘘」で、凍ってしまえばいい。
お休みなさい。
みんながみんな幸せな結末って絶対にない。誰かしら思うところはあるだろうし、誰かしら、何かしら我慢をしている。どこかで誰かが誰かの悪口を言ったり、愚痴をこぼしたりして不幸の輪はじわじわと広がっていく。人を蝕んでいく。誰かの幸せは誰かの幸せを削らないと生まれない。ある人が差し出した傘の下、誰かは濡れてしまう。一人が2つの幸せを持っていることなんてない。幸せは削られ、薄くなっていく。誰も当たり前が幸せだと思えなくなってくる。当たり前以上の幸せを望む。結局皆、最後に望むのは「普通の幸せ」。約束された「普通の最期」。平等って皆均等に幸せが行き届いてる事を言うんじゃないの?誰かにとっての幸せは私にとっての幸せじゃないかもしれない。変幻自在な「幸せ」は、人間をおちょくる。
幸せってなに? 幸せな結末ってなに?
答えが分かる人なんて一人もいない。いないんだよ。この世に幸せがどうだこうだと意見できる人間なんて存在しないんだよ。誰かに何かを言われてもそれは私の意見ではない。幸せって形がないから。誰にも見えないから。誰もしらないから。自分は幸せだと思うかもしれない。あの人は幸せじゃないと決めつけるかもしれない。
幸せって何だろう。幸せな結末ってなんだろう。
私の幸せは、今、好きなことが出来ること。自由に悩めること。そして、自分の幸せは何だろうと考えることが出来ること。
皆の幸せって何だろう。幸せを見つけたら、幸せかもしれない。
幸せは、不思議だ。
お休みなさい。