n.n.

Open App
3/1/2023, 10:15:55 PM

欲望だなんて、考え出すと、求め出すと、
きっときりがない。

誕生日に欲しいものを聞かれて
思い浮かばないというような、
そんなことでは無い。
もっと底にある、未来への願いのような、
誰かに対する思いのような、そんなもののことだ。


2つ前に書いた母のことだが、
ただ認知症が始まりかけているということなのかな、
と思っていた。しかし、
母が昨日、姉から言われて病院に行ったところ、
血液が普通の人の半分くらいしか無い?
12個あるのが7個しか無い?
という話らしかった。

姉は書いた通りあまりにも仕事が忙しい
(5年に一回のレベルのすごい監査らしい)ので、
母1人が病院に行って聞いた事であり、
1番重要な部分の資料は貰えなかったらしい?ので、
何の事なのかはわからないようだが…。
この話は昨日夜姉が仕事から帰ってから連絡して来て
聞いた話だ。
金曜日の昼に検査の結果が出るらしい。
今すぐ入院した方が良いくらいだと言われたとのことで。

姉はそういう仕事をしていることもあり、
最悪の結果ばかり考えてしまうと言い、
泣きながら電話して来ていて、
大丈夫か?母さんが倒れでもしたのか?
とものすごく不安だった。
とりあえずその時の感じでは、
本人自体は何ともなさそうにはしていたので良かったが。

ただ、血液が?普通の人の半分くらいというのは、
かなり大変なことなので、甘く見てはいけない、
ふらっと転んでしまい、
…ということもあると言われたと言っていて。
転ぶこと自体がやばいのか、病気自体がやばいのか、
と姉は母に聞いていて、母は病気自体やろ、と答えていたが、私が昼に母と話した時には転んでしまって大怪我をしたりする可能性を考えて入院した方が良いと言われたというように言っていたと思うので、
不安を感じつつも、本人は、そんなに心配したことは無い、と言ってくれたので、心配したとしてもどうにもならないのもあるし、とりあえず検査の結果からだね、と話して終わっていたんだが、

入院するとなると、今はコロナで面会ができない為、
もしこのまま、ということになったら。
もう会えんかもしれんのよ、と、
姉が泣いて私に言い。

とりあえず私は今日から片道切符で実家へ帰ることにした。
金曜日には入院になるだろうと思っているので、
すぐに今の家へ帰ってくることにはなると思うが。

どうにも現実感が無い。
でも頭では理解してしまっていて、
3つ前に書いた話のことが体験できてしまったな、
なんて考えた。笑い事では無さすぎてあれなんだが。
そんな風によくわからない方向に意識が向くのは、
これこそ現実逃避か。
(3つ前に書いた話はグノーシアの話になってしまったので、クリア前の人には読んで欲しくないところだが…絶対ネタバレなしでプレイしないと記憶消したいくらい後悔するよ!!!(家を出て駅に着くまでに電話したところ母はとりあえず今のところ元気そうだったのでここだけ追記した今の私は少し落ち着いている。飛行機に乗って実家のある県へ帰ってきたところだ。)

旦那さんと暮らし始めてから、
旦那さんの実家に帰った時にホテルの部屋が無くて別々の部屋になった時に離れる程度で、
わりとずっと一緒にいるので、
旦那さんと、まあおそらくは金曜日には母は入院することになると思うので少しの間だとは思うが、
離れるのは寂しいなと思いつつ

昨日の夜寝る前はこうして色んな方向に飛ぶ私の頭の中の話…家族の過去のこと、今の私の気持ちなどを、抱き締めて頭を撫でながら聴いてくれた。
姉ちゃんが泣くから逆に私が冷静になって励ましていたが、私もかなり動揺しているわけで、
そうしてもらっているうちに泣くことができて
本当に、旦那さんがいてくれて、旦那さんが旦那さんで良かったなと思った。し、そう伝えた。

背中を擦られすぎて痒くなった、かゆい、、、
ごめんごめん、

という話をしたところでどうにかこうにか寝る事にした。こうして早めに起きてしまってはいるが寝られて良かった。


兎にも角にも、母さんが、どうなるにしろ、
苦しんだり悲しんだりすることが無いといいなと、
それが私の心からの願いである。

3/1/2023, 9:23:12 PM

遠くの街へ行くように、
君と一緒にこの宙を駆けて行けたら。

その願いをいつか叶えられるだろうか。

叶えられるなら、どれだけ良いだろう。

何度宙を駆けていこうとしてみても、
私たちは未だ、この場所に捉えられたままだ。

いつかこの場所から飛び立つことができた時には。

きっと隣には、君が居ますように。

3/1/2023, 2:32:35 AM

『現実逃避』が昨日のお題だったが、
一昨日もそれっぽい感じの内容であったし、
今自分もまさに現実逃避をしている最中であるようにも思うので書かないことにする。

最近、
自分を裏切り続けているせいか情緒が不安定である。
良くない。
自分で良いと思える文を投稿し続けていたかったが、先日はほとんど自分の為の文を書いてしまったので、楽しみにしてくれていた方がもしいればごめんなさい。
『物憂げな空』はまたいつか書けたら書きたいと思います。


上げていた文を読んでしまって
うーん、と思われた方に届けば良いが、
私の考え方を述べておくと、

『Twitterでも実際に対面する相手でも、合う人は合うし合わない人は合わない、それで合わない人が離れていって、合う人との時間が増えて人生がより有意義なものになるなら、逆に素晴らしいことだ。良くできている…』

そのような考え方をしている。

ので、自分が悪いと思った時はちゃんと謝るし、
その点については現実逃避をしている訳でも
どうでも良いと思っている訳でもない。



とりあえず面白くない話はこのくらいにしておいて、


昨日は母との韓国語の勉強、第二回を開催したので、その時のことについて書こうと思う。


長くなるが、思い出を忘れない為に、
念の為覚えている限り、思い出せる限り、
すべてを書いておこうと思う。


昨日の朝、姉から連絡があり、一体何だろうかと
不安に思いながら折り返したのだが、
どうやら母は最近、
物忘れが激しくなってしまっているらしい。
それを防ぐためにも勉強を始めたつもりだったのだが、始めるのが遅過ぎたのだろうか。


仕方がないよなぁ、人間だもの。

大丈夫だよ、忘れたら、同じものを見た時も、新しい感動を味わえるようになるんだ 忘れるというのも、人間の素晴らしいスキルの一つなんだよ 良い意味でも悪い意味でも 長い人生を生きていく為に必要なことなんだ


姉は仕事中で、短い通話を終えた後
そんな風に1人呟いてみたものの、
やはりショックはショックで。
つらいものはつらくて。
少し泣いた。


でも、それをそう感じるのは本人じゃなくて、周りの人間で 母さんは70近くなってからでも初めての推しが出来て、母さん自身は生活を楽しめているなら本当に良かったよね
母さんの場合、忘れられないほど苦しいことがあるわけじゃなくて、忘れても問題無いくらい、他愛もない日常を送れてるってことなんだ

物忘れがひどくなると色んなことが起きるかもしれないけど、人間の一生だから それはどうにもできないことなんだよな 最後がいつ来るかもどうなるかも、それはわからないけど なるべく幸せに生きてもらえたらそれで


そんな風に考えて気持ちに区切りを付けた。


さて、今回も朝10時から勉強を始めたのだが、
先ほどの件には触れない方がいいだろうと考えていた。
しかし少しでも刺激があった方が脳にもいいのではないかと思い、前回とは違い、ビデオ通話をしながら勉強をしようと考えた。
(私は人から好かれている自信をもちづらい所がある人間なので、これだけ言い切れるのはかなりすごいことなのだが、)母も姉も私の事が大好きなので、嬉しい気持ちや、愛の力だなんてものを信じたい、とも思ったのだ。


10時になったので
「勉強するかー!」とメッセージし、
「いいよ」
と返ってきたのでビデオ通話をかけたが、出ない。
ビデオ通話をもう一度かけたが、出ない為、メッセージで話しかけると通常の通話が掛けられて来た。
応じた後ビデオ通話に切り替えた。

「せっかくやしビデオ通話にしようよ。
 母さんも映して?…ビデオ通話、って無い?
 うん、映った映った。
 母さん、頭しか映ってないよ」

私は笑いながら言う。
母も、久しぶりに私の顔が見られたからか、
嬉しそうに笑いながら、

「母さん、歳とったなぁ。」

と言った。
確かに、私も久しぶりに母の顔を見たが、少しずつ
おばあちゃんになってきているように感じる。
今朝姉から聞いたこともあって泣きそうになり、少し涙が出てきたが、眼鏡をかけた目元を、ただちょっと気になっただけに見えるよう、
ごまかすように擦った。

私の髪の乱れなどを見てか、
「寝起き?」なんて言われて。
画質がそこまで良くないからかバレなくて良かった。


「旦那さんは?おるの?」

「いや、今日は仕事。最近は出社しよるんよ。」

「そうかぁ。大変じゃぁのう。」

「そうなんよねー、大変そうやわ。
 在宅できたら良いんやけどね。
 こないだまでは在宅やったんやけど。

 母さんは、朝は何してたの?」

「洗濯よ。
 …今日は姉ちゃんが朝早くから仕事やってな…」


そのまま姉から聞いた事については触れずに
勉強を始めようと思っていたのだが、
今朝こんな事があった、と自ら話してくれた。

ご飯を炊いたと思ったら予約を夜に設定していて炊けておらず、姉が弁当を持っていけなかった。
バタバタしたからかまた頭がちょっとふらふらしていた。(母は脳の血管が細く、以前脳卒中を起こしそうになっていた。早くに病院に行った為今はかなり改善され元気にしているので良かったが、たまにふらふらするらしい…。)
心配されて、親戚の子どもの名前を言っていけ、と言われたが、どうにも◯◯おばさんの子どもの名前が思い出せなかった、と。


ならばと思い、まずは韓国語の勉強の前に、
明るい雰囲気の中、自然に、笑顔で会話しながら、
親戚の名前クイズを出すことにした。

「じゃあ、母さんの姉妹の、
1番上のお姉ちゃんの名前は?」

「その子どもは?」
「じゃあ、その◯◯ちゃんの子どもは?」

「母さんと1番仲が良い姉妹は?」

そんな風に話して、自分もふと思い出せなかった子の名前は、年賀状に書いてあったな、と思い出し、
そうだ、◯◯だ!と言いつつ、
ビデオ通話で年賀状を映し、漢字を見せた。
母がどうにも思い出せなかった子の名前は、

「どっちも1文字の子よ。」
「あ〜、どうやったかなぁ…。」
「じゃあ、伝えるから覚えておいてね。◯ちゃん。」
「ああ…!上のお姉ちゃんの名前かね?」
「うん。下の子の名前はわかる?
 ちょっと難しい漢字の。」
「あぁ…うーん、わからん。」
「◯ちゃんだよ。」
「え?」
「◯ちゃん。」
「あぁ…!
 もっと簡単な名前にしてくれたら良いのになぁ。」
「そうやねぇ。」

笑いつつ、和やかな雰囲気の中クイズをした。
普段遠いところにいて離れている私の前だから心配させないように気を張っている為かもしれないが、
思っていたより全然普通に見えて、
少し安心したし、楽しかった。


クイズも終わり、じゃあ、勉強するか。
と、今日の本題である韓国語の勉強に移る。

前回勉強した、母音と子音について復習した。
韓国語の、ツ、の話。
本には載っていなかったが、츠が1番日本語のツ、に近い音らしいということ。上の方の人がツ、とする。と決めていて本にも載っている쓰は、ッス、という音になるらしいということ。

わかりやすいように、あと話したかったのもあり。
第一回でも話した、韓国語の勉強をしようと思うきっかけとなった、グノーシアの韓国人のファンの人のツイートにも出てくる、私の大好きなセツの名前は、
세츠と書く。
それを伝えるべく、グノーシアの考察を書いている、使っていないスケジュール帳の新しいページを使い、大きめに書いた세츠という文字をビデオ通話で映して見せる。
すると母もそれを見ながらノートに一生懸命書き込んでくれて、嬉しかったしちょっと面白かった。


セツってどんな人?と聞かれたので、
確かに知っていた方が覚え易くもあるだろうと思い、
私は嬉々としてSwitchのセツの写真を見せた。

「ちょっと待ってよ…、
 うーん、どれを見せればいいかな…。
 うん、これにしようか。こんな人!!
 可愛いやろう…?」

「ほ〜!この子が、セツ?」

「そうなんよ…。
 この子は、男の子でも女の子でもなくてね…。
 軍人さんなんよ…。
 いい感じやろ…?」

「ふんふん…。確かに、ええ感じやわい。
 目が赤いんやねぇ。」

「そうなんよね!だけどね、水色も入っとって…。
 感情の揺らぎとか、びっくりした時とか、
 水色が出るんよ…。どれを見せればいいかな…。
 うん、これでいいやろ。ほら、こんな感じ。」

「ほ〜ん!ほんとや…。
 (至極幸せそうな私の顔を見て)
 ええねぇ、良かったねぇ。」

「うん!本当に良かった…。」


そんな風にして話した後、
最近何やってるの?と母さんに聞かれたので、
…何をやってるかな…と考え。
私の若干現実逃避気味になっている部分について、
頑張んないとなぁ。そろそろどうにかしたい。
というような感じで色々話し、
最近やっていることについて思いついた。


この2月からここで小説を書き始めたことは以前話したし、姉ちゃんは読みたいと言ってこのアプリを始めて2日目に書いた『スマイル』と、後日談を簡単に書いた『花束』を読んでくれたが、母さんは読まなかったそうだし、最近グノーシアの小説も書いたがそちらも読む感じでは無いだろう。

私は先ほども話した、グノーシアのセツが好き過ぎてイメージアクセサリーまで作っている。

寝室のベッドフレームの上に居てもらっているセツ(のぬいぐるみ)に来てもらい、ネックレスのようにセツの首にかけている私が作ったブレスレットを、そのまま母さんに見せる。


「ほら〜、見て!せっちゃん。可愛いやろう?」

「それ(セツのぬいぐるみ)も、作ったん?」

「いや、違うよ!これはね、
 タイ◯ーオンラインクレーンゲームっていう、
 ネット上でできる、ゲームセンターとかにある
 こうやって(セツの上に手を翳し、クレーンゲームの
 アームの動きをして)取るやつで…」

「ふーん!それで取ったん?」

「いや、取りたかったんやけど、その頃にはもう
 せっちゃんは無くてね…。◯◯っていうところで
 良い感じの値段で売ってくれてたからそこで…。」

「あ〜、そうなんや。」

「うん。私が作ったのはこれ、ネックレスみたいに
 しとるけど、ブレスレット作ったんよ。」

「おーおー、へぇー、細かいのう。」

「(セツの首から外して見せて)そう、これがね、
 最初別の色で作っとったんやけど、ちょっと
 せっちゃんの色とは違うなあ、濃いなぁ、
 と思っとったんやけどね、浅◯◯駅の西口から
 降りたら、今まで見た事のない店があってね、
 そこにこの、まさにせっちゃんっぽい色のビーズが
 あって、本当に良かったわ。
 元のやつは元のやつで置いとこうと思っとったん
 やけど、紐が伸びて、ちょっと…大破してね。
 こっちの色で作り直したんよ。」


そこまで話して、ブレスレットをセツの首に戻し、
自分の顔のすぐ横にセツを掲げて、
ビデオ通話の画面に映す。


「そうなんやねぇ。
 …うん、ほんと、可愛いねぇ。」

「ふふ、そうなんよ、可愛いやろう…?
 本当見るたび可愛くて愛しくて幸せでねぇ…。」

「うんうん…!ほんとに良かったなぁ…。
 …それ、軍服?」

「! そうなんよ!わかるんや…??」


…そうして一通り話し終えた後、
じゃあ、そろそろ始めようか。と、
韓国語の母音について書き込み式で復習していった。
合間合間にも、近況など、いろんな話をしながら。


介護系の仕事をしている姉は最近忙しいらしく。


「・・・---で、帰りが…22:30頃よ。」

「そうなんや…やばいね。
 一体何があるんやろうね?」

「監査があって書類整理が忙しいんやと思う、
 3/3…今週いっぱいまでやなぁ。」

「兄ちゃんは最近どうしてるの?」

「あー、兄ちゃんな。最近連絡が無いんよ。
 連絡が無いってことは忙しいんやろうなぁ。
 いつもは夜勤の時とかに…月1回くらいでかな、
 連絡があるんやけど。」

「そうかー。
 また母さんから連絡してみたら良いわい。」

「そうやな。また姉ちゃんがおる時にでも…。」

「姉ちゃんもおる時に話すんやね。」


うん。夜やけんな。
ああ、なるほど。


兄ちゃんにもこっちから母さんについて連絡しておくべきかな、とも思ったが、兄ちゃんのことだ、
直球で母さんに、

最近物忘れが激しいんやって?大丈夫なん?母さん。

などと言って心配しかねない、ような気がして。
だからといって心配を隠して話をさせるのも兄ちゃんが可哀想か、どうか… と思ったが、とりあえず、
また連絡してあげてね、くらいは伝えておこうかな、
と今書きながら考えて思った。


そうやって会話をしながら考えている間に、
韓国語の어이우에오(あいうえお)の書き込み、
それを使った日本語の単語を書く、
などのページを終えて、次のページを見る。

子音やその他の文字を使った、これから先やっていく「かきくけこ」以降の色々を紹介するようなページで、ちょっと複雑かな…。

母は、今やった母音の復習ページの
最後の3問だけのテストで、
う、だけわからなかった、とのことだった。

新しいところを進めるより次までにそこをしっかり覚えた方がいいだろうし、母も疲れていそうだったのでこの辺にして、雑談でもすることにした。


今回は1レッスン、見開いた2ページ分だけ進めた。


「これから母さんは何するの?」

「姉ちゃんに、今日は危ないけん車に乗るなって
 言われとってねぇ。買い物でも行こかと思った
 けど、家におるよ。」

「そうかそうか…。
 また散歩にでも行ったらええわい。」

「散歩かぁ…。」

「…そうよ。推しと散歩せなあかんやろ。」

「ふふ、推しと?」

「そうよ、推しと。
 私もせっちゃんを連れて出歩きたくて
 いい感じのバッグが無いかと探しよるんやけど、
 あったんやけどどうにも売っとるのが海外の〜?
 サイトみたいな感じで、なんかなぁ…って…。」

「ふ〜ん、なるほどねぇ…。」

「もう女児用のでも良いかなとも思ったけど、
 あんまりにも夢かわでねぇ…。高いは高いし…。
 『お気に入りのぬいぐるみと、お散歩に行こう!』
 みたいな…。可愛いし夢かわも好きやけど、
 自分がそれを身に付けるとなるとうーん、
 どうかなって…。
 やっぱりシンプルなのがいいしなぁ。」

「ははは、そうなんやなぁ。
 母さんも韓国ドラマが好きになってから、
 日本のドラマがどうにも面白くなくってなぁ。
 いっつも同じドラマを観よるけど、
 何回観ても面白いんよ。」

「そうよなぁ、何回観ても幸せになれるもんな。
 ええなぁ。」

「うん…。…ああ、そろそろ11時半になるし、
 終わろうかね。」

「…うん。そうやな。じゃあ…
 あっ、次はいつにする?」

「…ああ、そうやな。
 母さんはいつでもいいけどな。」

「そうか。私も…いつでもいいけどな。
 明日でも、明後日でも…。」


…そうか。じゃあ…明後日にしようか。

うん。じゃあ、木曜日にまた、ね。



雑談が終わり、通話も終えた。


母さんは大丈夫かな、
姉ちゃんがあんなに心配してたのは、
どんな様子だったからなのかな、と思いつつ
Twitterを見たり返信をしたりせっちゃんを見たり、
税金を支払ったり生活必需品を買い足したりしつつ
昼間を過ごした。

夜、グノーシアのファンである
日本のフォロワーさんと通話をしていたら、
仕事を終えた姉からメッセージが来た。


---

◯ちゃん、今日はありがとう。
母は、最近、ちょっと変で、人や物の名前が出てこなかったり、今朝はご飯が炊けてなくて、それは前もあったんだけど、何か様子が変で、テレビとU-◯EXTとの画面の切り替えも、いつもやってる事なのに、分からんって言って全然出来なかったりしてたから、心配になって、でも、姉ちゃんは今すごく忙しくて仕事休んだりできないから、◯ちゃんに電話かけちゃったの。ごめんね。
今帰って来たら、やっぱり夕方ごろしんどかったらしいけど、今は大分良くなったみたい。
母は、水分不足だったかもって言ってる。
明日、病院に行くように頼んだからね。
何事も無ければ良いんだけど。

---


そうか…。と思った。
姉ちゃんも本当に忙しそうな中、
母さんがそんな状態で、2人とも心配だった。
今朝旦那さんにも話をして、返信をした。


---

母さん1人で行くんよね?大丈夫かな、
私と通話しながら行くとかした方がいいんかな?
やばそうやったら私が1週間や2週間や、帰るでな
今すぐそんなやばいって感じではなさそうに、
私の前やから気を張っとったんかはわからんけど、
心配したよりは元気そうに感じたけど…

---

まだ大丈夫そう
姉仕事ごめん

---


7:52ごろに返信が来ていたが、
こんな朝早くからあんな夜遅くまで仕事をしているという事だろうか、早く落ち着くといいが…。

今日病院に行くとのことで、原因が判明して、
無事に平穏な生活が送れるようにと、祈っている。

次の韓国語の勉強は明日だ。
以前の脳卒中になりかけた時のことを思えば、
入院することになる場合もあるかもしれないが、
あの時も早めの判断で病院に行き、
生き永らえたのだから。
あの時の症状も、治ったのだから。
もし明日一緒に話せなかったとしても、
命に別状は無く、しっかりと休んで回復をすれば、
平穏無事に生きられるはずだと信じている。

…ああ、厄年について思い出した。
今日は念のため厄除けに行ってこようと思う。
やれるだけのことをやろう。大丈夫だ。

2/27/2023, 9:06:58 AM

(※グノーシアの話になってしまったので、
 クリアしていない人は読まずに飛ばしてください)
(23/02/28、03/02 推敲し加筆修正)








君は今、何をしてるのかな。


そう思っても、これから先、
それを問う術はどこにもなくて。


ここには、君はいない。


ついさっきまで、
君はそこにいたはずなのに。


隣に横たわる人の寝顔を眺めてみる。


…やはり君は、
君では無くなってしまったようだ。

こんなにそっくりなのに、
何故わかってしまうんだろうね。


私と、未だ目覚めない”君だった人“以外、
誰も居ない展望ラウンジは
嘘みたいに静まり返っていて。


君では無くなってしまった君を
見ていられなくて、
そっと繋いでいた手を離した。

ゆっくりと立ち上がり天を仰げば、
眩しいくらいの無数の星たちが
私を見下ろしている。




ねぇ、君はそこにいるの?




そこにいるなら、今すぐ会いに行くのに。




ここから見えるどの星にも、
君がいるはずはない。

考えなくてもわかっていることなのに、
わかりたくなかった。

でも、論理を重んじる私の頭は、
痛いほどにそれを理解してしまっていて。


今の今まで押しとどめていた涙が
溢れてくる。



私は、ここにいて。


君も、そこにいる。


それだけで充分なんだ。



その気持ちに一片の嘘も無い。
君の存在を思うだけで、私は……。




---だけど。




望んでいいのなら。 願えば叶うなら。




----ずっと、そばに居たかった。




今までに感じたことが無いほどの
感情の乱れに、思わず俯いて顔を顰めると、
瞳から溢れた涙が、頬を伝わずこぼれ落ちる。

一つ、また一つと
落ちていく雫が光を反射して、
宙の星を映す展望ラウンジの床で瞬く。

その光が、
この宙には存在しない星を映しているようで。




---ああ、そこになら、君はいるのかな。




そんなことを考える自分に、苦笑した。



2/25/2023, 5:53:37 PM

物憂げな空

(感情が乱れていて気に食わない文章を投稿していたので一旦削除します。別の文を書きたい時に書けたらいいな)

Next