あらはら

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8/6/2024, 11:08:45 PM

晴れた空に雨が降り注いだ

お天気雨とも呼ばれるこの天気は

一段と太陽が輝いて見える

雨粒の一つ一つが

太陽の光を反射しているからだろうか

濡れた地面、建物、植物が

さらにその光を、明るく跳ね返して見せた

雨と晴れというのは

正反対の天気ではあるが

それらが重なると

一段と輝いて見えるようだった

7/31/2024, 4:36:06 PM

私は、ここに存在している私が嫌いだ

嫌いな物を、全くの無関係な他人にまで見せたら

その人が不憫でならない

だから、私は一人でいたい

7/28/2024, 2:23:48 PM

祭りだ

家族、カップル、友達、仕事仲間

色んな関係の人々が

この1つの空間に集まっている


僕は1人だ

君は寂しそうだと思うかい?

意外と1人も楽しいものだよ


特に高台から見た気色は最高だ

提灯や屋台の暖かい光が、この広い空間を彩っている

賑わいからか、その彩りがさらに鮮やかに見えた


君は行かないのかって?

いいよ僕は

どうせ何か買えるわけでも遊べる訳でも無い


僕は人間の楽しそうな様子を見られるだけで

充分楽しいよ

7/27/2024, 3:56:11 PM

「なんで僕のせいにするの」

帰宅途中の私は

急に目の前に現れた少年にそう言われた

迷子だろうか


「どうしたんだ? 誰も君のせいになんかしてないよ」

「嘘だ、僕は見てきた。

皆、何もかも、全部僕のせいにするんだ。」

少年は真っ直ぐ、私の目を見てそう言った


困ったな、ちょっと厄介な子どもだ

私はこういうのを扱うのに慣れていないというのに

ここは面倒だし、適当に流しておこう


「まあ。なんだ。

多分、今まで見てきたのは君に対してじゃない。

神様だ。皆神様に対して言ったんだ。

上手くいかなかった時とか

運が悪かった時とかによく言うだろ?

きっと神様に対して言ったんだよ」


……適当すぎただろうか

しかし、少年は「そっか」と笑い

私を通り過ぎて、どこかへ行ってしまった


良かった

少し心配したが、何とかなったようだ



私はその後、そのまま家へ帰った

コーヒーと、今日買ってきたクッキーを食べ

ゆったりとした時間をくつろいだ


暇だしテレビでも付けよう

私は絶妙に遠いリモコンを何とか取り

テレビを付けた


……ジジ……


「『速報です。ただいま、直径10kmの隕石が落ちて来ていると速報が入りました。あと3時間程で大気圏に突入すると予想されており___』」


「……は?」



はは


はは、なんだ、今日はエイプリルフールではないぞ?


はは、はは


そうか、きっとこれも神様の仕業だ

神様を怒らせるなんて

誰がそんなことをしたんだか

罰当たりな奴だ


きっとそいつは地獄にでも落ちて

神様に裁きを与えられるのだろう

無間地獄に堕ちて

永遠に苦しむんだ


「ああ!! 可哀想に!!」


私はコーヒーカップを膝に落とし

ただひたすら笑うことしか出来なかった

7/26/2024, 11:03:23 AM

誰かのためになるならば



そう言ってあなたは

この私を置いていったね


君はいつも自分の周りにあるものを見落とす

遠くを見るのも良いが

たまには身の回りも見て欲しいものだ


今の私は

君のせいで

手に届くはずのない星を見つめている


元々星なんて好きじゃないのにさ



もし


もしも君が流れ星となった時は

私のために

私の元に落ちてきてくださいね

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