終わってみたら良い年。
嬉しい事もあり 心痛む事もあり
泣きたく事もあり 大笑いしたり
イライラしたり 寝たら忘れたり
「はぁ⤴︎」と 爆発寸前やら
「はぁ⤵︎」と 落ち込んだりも
したけれど
なんだかんだで 去年より良かった。
去年よりも ほんのちょっとだけ
嫌な事が少なくて ほんのちょっとだけ
良い事が 感じられたらな
2025年 振り返ったら 良い年でありますように 今年も精進いたします。
「お母さんこれよんで」
図書館に子供と一緒に行った時
せがまれた絵本の一つ。
“てぶくろをかいに”だった。
読み終わった後
「よかったね。」と子供は言うけれど
大人になった私は
「そうだね』と言いながら
何処かの奥がモヤモヤしてギュッとする
感覚があった。
後から知った事だったが
小学生の時に国語の教科書に載っていた
“ごんぎつね”と同じ作者だった。
新美南吉さん‥。
せっかく思い出したから
他の作品も 探してみようっと‥‥。
寒い日のお風呂上がりにはゆず茶を
飲みます。
お風呂から上がるとお湯を沸かし
冷蔵庫から”ゆず茶”とラベルが貼ってある瓶を出す。
カレースプーン一杯分を瓶からすくい
マグカップに入れ沸いたお湯をそそぐ。
ゆっくり満遍なく溶ける様にかき混ぜる。
ふわっとゆずの香り。
熱さを確認しなが、ゆっくりと飲む。
私だけの冬の楽しみ方。
「お母さんココアある?」
「あるよ。この間買った。」
「牛乳は?」
「あっ‥忘れた。」
「お母さん牛乳嫌いだから‥。」
「今度買って来るね。お湯でいい?
「いいよ。」
平日夕方鼻を真っ赤にしながら
学校から帰ってきた。
やかんが“シュンシュン”と言ったところで、ガス台の火を止め熱々のココアを
入れる。
猫舌の子供はいつもより長めにかき混ぜ、長めに“フウーフウー”していた。
「やっぱり牛乳の方が美味しいね。」
「‥‥‥。その前に何か言う事ない?」
「‥‥‥。ただいま。ココア入れてくれて
ありがとう。」
「おかえりなさい。明日は牛乳買って
来るね。」
テレビは地方の情報番組が流れている。
なんでもない夕方のひと時。
次の休みの時には甘いココアを一緒に
飲もう…。
私の子供の頃は
「男の子が泣くんじゃありません』とか
「いつまで泣いているんじゃない」とか
泣く事が禁じられている時代だった。
今は
泣く事で感情表現と受け止めてもらえたり、泣く事でのストレス解消があるとかで、『泣く事が良い事だ』と
ポジティブにとらえてられているようだ。
それでも変わらず
子供がいつまでも泣いていると
『うるさいな。親は何してるんだ」と
思ったり、そう思われているんだろうなと感じたり
『涙は女の武器』と使っている人と
罪悪感持つ人と嫌悪感持つ人とがいるんだろうな。
とりあえず
悲しくて泣く事が一つでも少なくすむ様に願う。