るちあ

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10/2/2024, 12:22:47 PM

キッチンに立っていたら「ふぇ‥ふぇ‥」と、聞こえてきた。今は夕方の5時。
始まりました。うちの子の黄昏れ泣き。

 この頃、夕方に泣き止まない。これが黄昏れ泣きかと‥。確信する。
 あなたが2か月の赤子なら、こっちは母になって2か月の新人さ。オムツを取り替え、ミルクを飲んで、ゲップも上手にできたけど泣き止まない。暑いの?寒いの?お腹苦しいの?あたふたしてる。
 母親学級や雑誌や携帯で泣き止む方法を探して試してみるけど泣き止まない。
 ぐるぐる巻きにしたり、揺らしてみたり、トントンしても泣き止まない。
 歌ば良いか?踊れば良いか?どうすれば泣き止むんだよ〜。こっちが泣きたいよ〜。と、天を仰いだ時夫からのメール。本日も敗北を告げる。

『今からから帰る。欲しい物ある?』
『ご飯と味噌汁とサラダしかないです。
メインのおかず買って来て下さい』
『わかった』
今日も負けた。明日は勝負に勝つ為に
晩御飯の用意は3時からの開始としよう。



9/30/2024, 10:39:32 AM

 小学生の時の思い出。
「机に顔を伏せて。今、先生が言う事に心当たりある人は手を挙げて下さい。」
 教室全体に響き渡る先生の声は、いつもふざけるあの子の事も、反発しているあの子事も無言で押さえつける。
「はい、伏せて。薄目あけたり、覗いたりしない。先生今から質問します。」と言う。
 今は、どんな事を質問されたかは覚えていない。でも、怖く、恐ろしく、不安がいっぱいで、教室を出て行きたい気持ちになる。でも、それも許されれない。
 ただ、早くこの時間が過ぎる事を願っていた。

 10年後、偶然に小学校の時のクラスメイトにあった時。あの先生の話しになった。「あの先生、問題になってたって後からお母さんから聞いたんだよね。うちPTAやってたから。他の親達から聞いたみたい」と薄く笑顔。「へー。そうだったんだ。」と、つられて私も薄く笑顔。
 私の中の何かが少し晴れる。

9/27/2024, 1:26:38 PM

 「お母さんはホクホク派?ねっとり派?」と子供からの質問。
「なんの事?」と聞くと焼き芋の好みらしい。「お母さんはねっとり派の皮まで食べる派かな」と答える。皮まで食べるに少し驚いた様子だったけど「私もねっとり派だよ」と言う。

 私の小さい時はリヤカーで、大人になったら車でおじさんが家の近くで
「石焼き芋〜いもっ」と売りに来てくれた物だったけど、今はスーパーや焼き芋専門店があって、ありがたい事に身近な食べ物になった。
 それでも『焼き芋フェア』やアニメで
焼き芋ネタを見た時に「秋だなぁ」と季節の変わり目を感じる。そして子供と一緒に『焼き芋グーチーパー』を歌のだ。

9/26/2024, 8:42:01 AM

 初めてカセットデッキが家にきたのは
弟がまだ小学校に入る前だった。

 母が「ガチャって押してここが動いたら、いつもの様に歌って』と弟に言う。スイッチを「ガチャ」と押しテープが回転するのを見ては母が弟に合図をする。弟がお気に入りの歌を歌いだす。
「まいにち〜まいにち〜ぼくらはてっばんのぉ』とおよげたい焼き君の歌を歌う。
字の読めない弟は耳コピ覚えているのと、上手く発音できない事もあって「店のおっさんとぉ」や「うみににげとんだのさぁ〜」と歌っていた。
 私はというと姉として弟の間違いを正そうとして母に抱き抱えられ手で口を押さえられていた。

 弟が、歌い切ると母が機械を止める。そして又ボタンを押すと幼い弟の声歌と「間違ってるぅ」とか「私も〜」とか私と思われる声が聞こえてきた。初めて聞く自分じゃない自分の声といつも聞いてる弟の声。初めて自分の内と外で声が違う事を知った日。

9/21/2024, 8:13:13 AM

「あなたはこの職場に入った時貢献してくれますか。また、あなたが日頃から心掛けている事がありますか?」

って「面接の時必ず言われるから考えておいてね。」と先生に言われた事を思い出す。考えて紙に書いたのに質問されたら頭が真っ白になって、なんて書いたの事さえ思い出せない。(もういいや‥。思い付くまま話してしまえっ)と、思い口からでたまま返答をする。
「私は、中学生の担任の先生によく笑っている顔を見かけると言われた事があります。私と会って心が温まったり軽くなったりしてれたら、ありがたいと思いますし、接する方の笑顔を見れる様に頑張りたいと思っていますっ。」

 なんか、その様に言ってしまった様な気がする数十年前。無事、その会社に就職ができた。今は違う職場に勤めているけれど、今の職場の面接でも今返答使って様な気がする。

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