結婚記念日に行ったディズニーランド。
その時買ったプーさんのぬいぐるみ。
家族が増えた時も、家を引越した時も
いつもいたプーさん。
10年前に色々あってプーさんを見たくない時があった。
「捨てよう」と思った時
娘に「いらないなら、ちょうだい」と言われ娘の所に行った。
先週娘に「プーさん返す」と言われ戻ってきた。
自分の心に問いかける。
「今じゃなくてもいいか‥」
プーさんは今私の本棚の所にいる。
「ドキドキする」と友達は教室から
グランドにいる彼を見ながらそう言った。
「かっこいいよね。」といいなから
うっとりしたり、カーテンに絡まったりしている。
「そうだね。」「素敵だね。」「かっこいいね」なんて相槌をうつ。
恋している子って素敵だし楽しいし可愛いって思う。
素直に声に出して「好き」を言える子を羨ましく見ている私がいる。
目覚まし時計をかけても起きれない時
母が私を声を掛けて起こしてくれる。
「朝だよ。時間だよ。起きなさい。」
「いい加減に起きなさい。朝だってば」
「起きなさいって言ってるでしょっ。
遅刻する!起きなさいっ!」
と、大体3回目になると布団を剥がされる勢いで起こされる。
母の立場になって子ども達を朝起こす時
「お母さんって3回目起こす時凄く怖くなるよね。何で?」と言われた。
私も同じ事母に尋ねた事を思い出す。
「お婆ちゃんがぁ‥」と話すが、
本当の気持ちは貴方が誰かを起こす時のお楽しみ。
アルバムの中の写真の幼い私は
水玉のスカートを履いて白いブラウスを着ていた。
膨らませた浮き輪をお腹の所にとうし
麦わら帽子もかぶって、家の前での写真撮影だというのに、
「海行くのよ。いいでしょう」
という顔で写っている。
幼い私の右側には思い出より少し若い
ばあちゃんが一緒に写っている。
写真を見ながらばあちゃんの事思い出そうとするけれど、ばあちゃんと会えなくなって大分経つから、良い思い出も嫌な思い出もあまり思い出せない。
それでもなぜだか、夏になる度に
ばあちゃんの綺麗な水色の着物思い出す。
「お母さん、サンタさん本当にいたよ」
「だって、クリスマスツリーの所に置いてたお手紙にお返事くれたし」
「みかんも皮しかなかったもの。食べてくれてたよ。」
と、子ども達交互に話す。
サンタクロースに会いたくて遅くまで起きて待っていたのに興奮して目がキラキラしてる。
「良かったね。何てお手紙書いたの?」
「好きな物は何ですか?だよ」
「お母さん読んで」
「ホットミルクって書いてあるよ」
「えー。サンタさん来る時冷えちゃうよ」
来年の相談をする子どもを見ながら‥。
手紙確認して返事を左手で書いて、みかんを夜中に食べるのは辛いの〜。来年は
胃に優しい物でお願いします。と思う母です。