まそむ

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1/9/2026, 12:22:03 PM

クロワッサンが大好きだ。
その名は三日月を意味するという。

僕は塾帰りに必ず焼きたてのパン屋さんに寄って、クロワッサンを買って帰った。家で勉強中、休憩の時に頂くのだ。バターたっぷりのサクサクのクロワッサンを食べていると、幸せな気持ちになる。もう少し勉強頑張るかあ、という気分にもなるのだ。

パン屋さんはとても小さい頃からの馴染みで、ミニクロワッサンが小さい頃からの好物だった。だから店主さんは僕に、昨日焼いて残ったクロワッサンをおまけしてくれたりもするんだ。誕生日のケーキは絶対そのパン屋さんに頼んだ。スポンジケーキの美味しさが、並のケーキ屋さんを抜きん出ていたからだ。

そのパン屋さんも後継者不足で閉まるという。僕の思い出が詰まったお店だけに寂しい。

【三日月】

1/8/2026, 10:46:07 AM

お題を見た時に思い浮かんだもの、それは金平糖である。日本には青いお菓子は、基本的にかき氷のブルーハワイくらいしかない。日本人は青色が食欲に繋がらないと聞いた覚えがある。海外では青い食べ物も結構あるので、恐らくは文化的なものだろうと個人的に思う。

だが例外は金平糖だ。青くても美味しそうに見える。青、白、桃、緑、黄色、色んな色の金平糖が混ざってひと袋に詰められていて、小さな金平糖はまるで星砂のように可愛らしくて。

小さな金平糖をひと粒ずつ、大事に大事に食べるのが好きだった。

【色とりどり】

1/7/2026, 11:45:50 AM

昔はね。雪は本当に真っ白だったの。融けても泥水ではなくて、そのまま飲める水になったの。ばあちゃんの疎開先は、とっても空気も水も綺麗だったのよ。

そう僕はばあちゃんに聞かされてきた。
ばあちゃんは目を細めて言う。

初雪をね、どんぶりにいっぱい盛ってね。貴重だったお砂糖をそっとかけてオヤツにしたの。美味しかったわあ。

どんなに美味しかったのだろう。今作るかき氷なんて目じゃないくらい貴重で、美味しいオヤツだったのかな。そういえば、ばあちゃんはかき氷は「しぐれ」が好きだ。シンプルさが、雪のご馳走を思い出すのかもしれない。

【雪】

1/6/2026, 11:39:09 AM

ねえ、君。僕の大親友。
僕のことを唯一分かってくれる大切な友。

君と一緒にいたい。
いつまでも、いつまでも。

でも君はただひと言、ニャアと鳴いて、目を閉じた。
ダメだ。まだ逝っちゃダメ。僕と一緒にいて。
僕には、君しかいないんだ。

僕は冷たくなりゆく君を抱きしめる。
涙が止まらない。

ああ、引き留められず、君は逝ってしまった。
僕も君と一緒に。ずっと一緒だからね。

僕は君を抱えたまま、マンションのベランダから身を投げた。

【君と一緒に】

1/5/2026, 10:22:27 AM

初冬の晴れた気持ちの良い日を、小春日和と呼ぶ。これは冬の季語でもある。冬晴れという言葉は、小春日和とはもう呼べないほど冬が進んだ頃の、木枯らしが吹かず、空が澄み渡って暖かい日を指す。冬日和ともいう。

温暖化のせいか、雪も少なくなっているし、冬日和も増えてきている気がする。近くにスキー場があるが人工雪に頼らねばならない様子であるし、山の峰々は真っ白にまでは冠雪せず、山肌が若干見えている気がする。雪解け水を水源としているうちの県では、山に夏まで残る雪渓などは貴重な水源でもある。その雪が積もらない。夏まで残らない。これは危機的状況なのではないかと密かに危惧する次第である。

気持ちの良い冬日和でも、先を思って悲観的に考えてしまいがちなわたしである。

【冬晴れ】

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