留美

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12/19/2022, 10:43:56 AM

最初の頃
まだ私がその絶望を理解出来ていなかった頃
私は確かに寂しさを感じた

寂しくて寂しくて
どうしようもなかった
自分が1人
取り残されたようだった


でも、今それはもっと
醜い物になっている
嫉妬か狂愛かそれとも憎しみか

自分で自身に嫌悪せざるを得ない程の
歪んだ心と狂った感情

もちろん寂しい
苦しくない訳がない
しかしそれが続いた時、
人はきっと歪むのだろう


断言する
寂しさが続けば人は壊れると
苦しみの中にいれば人は歪むと

誰でもない
こんな自分が一番嫌いだ
こんな自分が一番憎い
それでも私は歪んだまま




だって、
私の黒く穢れた心を
少しでも清らかにできるのは
貴女だけなのだから

12/18/2022, 10:29:04 AM



美しい夕暮れがあって
息を呑むような紅葉があって
秋の麗らかな日差しと共に
ほんのり暖かい風は
何処までも柔らかかった


誰が冬の訪れを予想しただろうか
誰が幸せの終焉を予想しただろうか

ずっと続くと思っていたのに
暖かな陽の光はいつまでも
陰らないと思っていたのに


冬は突然訪れた
あの日の絶望と共に

私の心が冷えきった時
冬は一緒にやって来た


強く吹き荒ぶ寒い風
新しい傷にも治りかけの傷にも
容赦なく吹き付ける

積もり続けるくすんだ雪
純白と程遠いそれは
私の心に重くのしかかる



あの日冬を迎えた私の心に
春の息吹は吹き込まない
雪解けは延々と訪れず
木枯らしは止むことを知らない

もうしばらく経ったはずなのに
寒さは厳しくなっているよう
もう春がやって来る頃なのに
冬はいつまでも深まるばかり




あぁ
暖かい貴女の言葉で
春風をそよがせて欲しい
暖かい貴女の心で
私の雪を溶かして欲しい


叶わない事だとは分かっているけれど
それでも私はいつまでも春を待つ

12/17/2022, 11:06:15 AM

大切な人と笑いあったとりとめのない話
くだらない事だった
そう、ただの雑談の一幕

それでも忘れられない大事な思い出
ずっとずっと大切にしている宝物
私の事をずっと支えてくれている

優しい微笑みが思い出される
分けてもらった心の暖かさと共に

今はもう出来ないかもしれないけれど
切なくて雫が零れそうになる事もあるけれど
それでも楽しかった一年は
きらきらと輝いた大切な思い出なんだ

12/16/2022, 12:13:52 PM

心の風邪

誰にも気づかれない私の風邪
少し良くなってほっとした時も
悪くなって涙した時も
一人で喜び一人で悲しむ

でも、風邪のせいで倒れそうになった時
唯一気づいてくれた人がいた
倒れ込む私を受け入れて支えてくれた人がいた

貴女がいなければ私はいない
貴女がいなければ私はきっと
もはや風邪とはいえない病気で旅立っていただろう

いつぶりか感じられた幸せ
どこかに置いてきてしまった本当の笑顔
思い出させてくれてありがとう




それでも治りきらない風邪は今も悪くなる
貴女に癒して貰ったあの時から
もうかなりの時が経った

このまま悪くなって倒れたら
貴女はまた私を見てくれる?
あの子よりも悪くなったら
もっと私の事を見てくれる?

あぁダメだな
早く良くなって貴女に安心して欲しいはずなのに
私よりも重病の子に目をかけて欲しいはずなのに
迷惑なんてかけたくないはずなのに

それでも歪んだ私は望んでしまう
病が重くなって貴女に見てほしいと
汚れて醜い私の本音
矛盾に満ちた私の心
どうしようもない私の心

12/15/2022, 10:59:58 AM

何年前だろう

まだ無垢の心を持っていた時

雪の中友達と転げ回った

坂を作って滑ったり
雪合戦に夢中になったり

あの頃とは随分変わってしまったけれど
心に積もった埃を雨が流して
少しはましになった私の心に
真っ白な雪が降るといいな

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