récit

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5/30/2025, 12:07:07 AM

かつてミグラ森の樹々には、たくさんの青い鳥たちが住んでいた。彼らはいつも同じ方角に向かって一つの合唱を奏でていた。それは、青い鳥の王様のために歌っているかのようだった。

ある年のこと、ミグラ森に大きな嵐がやって来た。その吹き荒れる風に、青い鳥たちは空高く無数の方向へと飛ばされてしまった。
その後、嵐が過ぎ去ったミグラ森には、もう青い鳥たちの姿はなかった。

だが、時を経て驚くことが起こった。
かつての青い鳥たちは、あちこちでさまざまな色に進化していた。

今、ミグラ森には、季節ごとに違った鳥たちが南や北から渡って来る。
そして、さくら鳥、ひまわり鳥、もみじ鳥、ゆき鳥などの鳥たちが、いろんな鳴き声で新しい合唱曲を歌う。

彼らは環境を変えることで、自分たちのための特別な歌を歌うのだった。

「渡り鳥」oiseau migrateur

5/29/2025, 9:56:19 AM

さらさら

5/27/2025, 11:46:01 PM

「最後のチャンスだと思って、挑戦させてくださ〜い。お願い」

「君、もう2回も失敗してるじゃない。最後はもうないよ」

「でも、3度目の正直ってあるでしょ〜?今度こそ、成功させてみせるから」

「2度あることは3度あるんだから、また失敗するだけだよ。この話はもう終わり!」

「ぴえんぴえ〜ん」

「これで最後」

5/24/2025, 11:39:42 PM

森の中、アビーは落とした天使の翼を探していた。
なかなか見つからず、沈む空を見上げると、どこか遠い場所から小さな音が聴こえてくる。
耳をよく澄ますと、それは森を静かに流れる川の歌だった。
川の娘の清らかな歌声が、アビーの心に癒しと勇気と恵みを与えてくれる。
そして、アビーの心の翼がふわりと広がり、空に飛び立つことができたんだ。
それ以来、アビーは時々、この川で銀のゴンドラを休めて、川の娘の美しい歌を聴いているのさ。

「歌」

5/24/2025, 12:38:48 AM

クリームチーズのコク、ナッツの香ばしさ、ドライフルーツの甘さに、塩胡椒がちょっぴりきいてる。
そして、オリーブオイルの艶やかな滴。
蜂蜜がそっとシューの中に愛を包み込む。
エディブルフラワーの彩りとスプラウトに囲まれた可憐なアントレ。

ボナペティは、幸せが始まる言葉の贈り物。

「そっと包み込んで」

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