récit

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1/9/2024, 1:06:23 AM

フェスティバルの咲き誇る花々はどれも綺麗で、色とりどりの幸せが広がっていた。

今は春の花を待ちながらケーキショップに並ぶ花のようなスイーツたちの色彩に甘い夢を見ている。

題「色とりどり」
récit œuvre originale

1/8/2024, 6:15:35 AM

駅から出ると雪が淡く降っていた。
風がふんわり運んできたような雪。
かざした手に止まって泡のように消える。

冷たくはない。

目的地まで歩いていく途中の雲間から差し込む陽が少し眩しい。
素敵な予感がした。

題「雪」
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1/6/2024, 12:04:41 AM

冬晴れの陽が街を透明に輝かせている。

冬の比重が軽くなり街路樹には小鳥たちがやってくる。

耳をすますと陽射しを反射するような鳥たちの小声。

天気の良い日の鳥のさえずりは、特別な言葉がなくても、そこに意味があってもなくても語りかける詩だ。

やがて鳥たちは何かをつぶやくようにどこか違う場所にまた飛んで行った。

題「冬晴れ」
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1/3/2024, 11:28:18 PM

さし昇る光が東の空を明るく染め朝が誕生する。

500秒前の真新しい太陽のエネルギーだ。

一日がまた始まった。

世界が少しずつ生まれ変わる。

題「日の出」
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