Sasha

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11/30/2023, 2:54:20 AM

「冬のはじまりだね。」

照花は言った。

「そうだな。」

目の前の鮎川からは、白い川霧が立ち込めている。寒い朝は、いつもこうなる。

コンビニで買ったコーヒーを飲みながら、俺は1人感慨にふけった。

ほんの一年前まで、俺は自分が神社を継ぐことなんて、まったく考えていなかった。

【冬のはじまり】

11/27/2023, 11:14:21 AM

「愛情?そんなもの、あるわけないだろ。」

「強がるなよ、お前……。あの子がいなくなってから、自分がどんな顔してるのか、見たことあるのかよ。」

「え?」

「しみったれた顔しやがって。迷惑なんだよ!」

「なに?!」

「悔しかったら、ちゃんと自分の気持ちを伝えてみろ!!」

「……!」

【愛情】

11/17/2023, 10:18:45 AM

「冬になったら……この種をまこうか。」

明須海は、ボソッと言った。 

「冬に?なんで冬?」

と、照花は答えた。

「だって、春になったらお前はいないだろ?だから、冬に一緒に蒔きたいんだ。」

「よくわかんないけど……今じゃダメなの?」

「ダメだ、秋なんて。」

「?」

「秋、は飽きるんだよ。だから、冬に蒔く。」

「はあ……。」

照花は、やれやれと肩をすくめた。

【冬になったら】

11/8/2023, 12:17:07 PM

「僕らが出会ったことは、意味がないことなんかじゃないよ。そうだろ?」

「でも、たくさんの人が死んだ。私たちは、何も出来なかった……。」

「そうかな。」

真斗は、首にかけたネックレスを、外した。暗闇の中で、わずかにボウッと光っている。

「これが光っているということは、まだ近くに、仲間がいる証拠だ。」

【意味のないこと】

11/7/2023, 2:15:34 PM

「これは、あなたとわたしだから、出来ることなのよ。」

瑠奈は言った。

「そう、なのか?」

「そうよ。今から、この岩をアクティベートしましょう。そうしなければ、この村は、山崩れでなくなってしまう。」

「そんな……。」

【あなたとわたし】

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