雲一つない空はどこまでも澄み、
群青色が鮮やかに広がっている。
雪原に男が一人。
国防色の軍帽に少佐肩章付きの外套を纏い
煙草を喫んでいる。
男の目の下には、生来のものか、或いは、軍人としての激務故か、深い隈がある。
感情の読めない黒い眼差しは、
真っ直ぐ空へ昇っていく煙草の煙へ注がれていた。
風一つない今日は煙が空高く昇っていく。
何物にも邪魔されず、
在るが儘に、その存在を許されているかの様に。
─嗚呼。胸がすくような冬晴れだ。
男は口元を僅かに綻ばせると、
それを隠すかのように煙草を燻らせた。
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「煙と蜜」より土屋文治
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読み返したら思わず吹き出す誤字を発見。
「いや、これも有りなんだけど…」
暫し悩んで、正しい文字に訂正。
この文字を使いたかったら、「男」より
「青年」とすべきなので今回はコチラで。
誤字失礼しました。
幸せとは
日々の何気ないところにいつも居て
見つけてくれる人を待っている
気が付く人は見つけられるけれど
気が付かない人は目の前にいても
気が付かない
何故ならば
幸せは必ずしも
わかりやすい幸せの姿をしているとは限らないからだ
不幸の仮面を被って現れることもある
時間が経って
幸せだったのだと気付くときもある
そして全ては
個々人の感性に大きく依存する
幸せはいつも人に気が付かれるのを待っている
通り過ぎる人を静かに見送り
見つけてくれた人にはそっと
見つけてくれたお礼を渡す
太陽の運行は粛々と
朝になれば昇り
夜が来れば沈む
何億年も繰り返される
この世の摂理
地上に這う者の都合など
一切関与せず
粛々と
今日も日は昇り
この世を照らす
幸福も不幸も
差別せず
ただ在るが儘を
照らす為に
「日の出」
今年の抱負…。
普段はしないのですが、
まぁ、これも何かの御縁。
今年はしてみましょうか。
うーん…。
日々穏やかに。
健康・安全第一。
何事も命あっての物種なので。
新年早々…。
コレじゃない。
新年はもっと…。
これ以上の被害が起きませんように。