NoName

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1/5/2024, 1:03:34 PM

雲一つない空はどこまでも澄み、
群青色が鮮やかに広がっている。

雪原に男が一人。
国防色の軍帽に少佐肩章付きの外套を纏い
煙草を喫んでいる。

男の目の下には、生来のものか、或いは、軍人としての激務故か、深い隈がある。

感情の読めない黒い眼差しは、
真っ直ぐ空へ昇っていく煙草の煙へ注がれていた。

風一つない今日は煙が空高く昇っていく。
何物にも邪魔されず、
在るが儘に、その存在を許されているかの様に。

─嗚呼。胸がすくような冬晴れだ。

男は口元を僅かに綻ばせると、
それを隠すかのように煙草を燻らせた。


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「煙と蜜」より土屋文治



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読み返したら思わず吹き出す誤字を発見。

「いや、これも有りなんだけど…」

暫し悩んで、正しい文字に訂正。

この文字を使いたかったら、「男」より
「青年」とすべきなので今回はコチラで。

誤字失礼しました。

1/4/2024, 11:27:48 AM

幸せとは

日々の何気ないところにいつも居て
見つけてくれる人を待っている

気が付く人は見つけられるけれど
気が付かない人は目の前にいても
気が付かない

何故ならば

幸せは必ずしも
わかりやすい幸せの姿をしているとは限らないからだ

不幸の仮面を被って現れることもある
時間が経って
幸せだったのだと気付くときもある

そして全ては
個々人の感性に大きく依存する

幸せはいつも人に気が付かれるのを待っている
通り過ぎる人を静かに見送り
見つけてくれた人にはそっと
見つけてくれたお礼を渡す

1/3/2024, 1:41:45 PM

太陽の運行は粛々と

朝になれば昇り

夜が来れば沈む

何億年も繰り返される

この世の摂理

地上に這う者の都合など

一切関与せず

粛々と

今日も日は昇り

この世を照らす

幸福も不幸も

差別せず

ただ在るが儘を

照らす為に


「日の出」

1/2/2024, 11:36:06 AM

今年の抱負…。

普段はしないのですが、
まぁ、これも何かの御縁。
今年はしてみましょうか。

うーん…。

日々穏やかに。
健康・安全第一。

何事も命あっての物種なので。

1/1/2024, 10:21:17 AM

新年早々…。

コレじゃない。
新年はもっと…。

これ以上の被害が起きませんように。

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