〇 無人島に行くならば 〇
『
『 貴方を連れていきたい 』
』
なんて
キザな言葉は
僕の我儘になるのかな
それでも
それでもね
貴方といたい思ったんだ
こんな僕となんて
貴方にとっては迷惑だよね
わかってる
わかってるんだ
だけど
僕は貴方が好きだから
どうしようもなく大好きだから
僕の我儘でも
貴方を連れていきたい
無人島に行くならば
秋風🍂
秋の風は心地よい
髪はさらさらと服はパタパタとなびく
深呼吸をすれば
鼻を脳を肺を体を巡ってめぐって
私に秋が入ってくる
肌で感じる
じわじわと、でもしっかりと
秋の風が私の中に入っていった
〜 予感 〜
気持ちの良い風が吹く
秋の青い空に
一つ心に靄があった
来年も私はここにいるのかな
不安と興味が混ざった心
きっと、明日も来年も
同じようなことを考える
そんな予感が
頭を抜けた
friends
私のかわいいお友達
大きくてぱっちりなおめめ
鮮やかな桃色のくちびる
艶のあるチュルチュルな髪
じまんのお友達
大好きなお友達
私にはもったいない
本当にもったいない
可愛い私だけのお友達
君が絆ぐ歌
〜〜♪ 〜♫
歌が聞こえた、聴き覚えのないその歌は
どこか懐かしさを帯びていた
歌の方へ近づくと少女が一人窓辺に立っている
こちらに気づいた少女は笑顔で話した
「やっと来てくれた、遅いなぁ」
馴れ馴れしい言葉に驚くと同時に思い出した
少女は私の親友だった
私たちは文化祭で歌うはずだった
私たちはソロパートを取り合った
取り合いで彼女は卑怯な手を使った
私を突き落とした
「気づいたんだ、君の声じゃないとこの歌は似合わない」
図々しい
あなたが勝手にやったことなのに
あなたが繋げばいいじゃない
私を落としてまで勝ち取った役なのだから
君が絆ぐ歌を恨みを込めて聴いておくから