『逃れられない』
私は…
もしもの話が嫌いだ
「もしも」とは仮説だからだ
でも、目まぐるしく発達していく世の中
ドラえもんのような世界が今後出来るとして…
一つ言えることがある
過去に戻る事が出来て
未来も変えることが出来ると言われたとして…
『逃れられない』
40年以上を過ごした私が変えたいことは…
『逃れられない』毎日を変えて…
3人の我が子に会えないくらいの未来なら…
私自身がこの世に誕生しないことを選択する
そうすれば
親に姉に夫に、そして誰にも…
愛されない未来を創らなくて済む
私が産まれなければ
姉は一人っ子でいられ
男の子だと思い込んでいた私を
母は産まずに済んだ
その代わり…我が子も産まれない
でも我が子もまた
先天性の持病をもつこともなく済む
そもそも私が産まれたことが…
全ての始まりなんだ
間違いなんだ
でも産まれてしまった以上
これまでの『逃れられない』日常は覆せない
だから私は…
もう『逃げない!』
もう『戻れない!』のだ
生まれてきてしまった責任を
一生かけて考えて生きていく
なにか…、きっとなにか…
私にも産まれてきた理由があるはずだから
多くの人には必要ないのかもしれない
でもきっと誰かにとっての
必要な人になりたいって思うんだ♡
『また明日』
当たり前のようで
当たり前ではない
大切な人との『また明日』は特にそう思う
学校や職場が一緒のときは
明日が当たり前に来るんだと思っていたけれど…
そうじゃなかったりするんだ
歳のせいだろうか?
人とのお別れも増えていく
それともうつ病を繰り返したせいだろうか?
そして転校や転勤、
転職を繰り返していたりしたから?
辛い恋ばかりしているから?
知っている人もいるかも知れないが
ファンモンの歌で「大切」という曲がある
「♬あなたが笑ってて あなたの声がして
普通に日が暮れて 『また明日』ねって手を振る
ありふれて見えても 当たり前なんかじゃない
あなたといる日々が なににも代えられない
大切 大切 大切♬」
知らない人は聞いてみてw
色々な人生の経験を積んでいくと…
そして、うつ病を繰り返すたび…
「明日」はもしかしたら…
自分には来ないかも知れないと不安になるんだ
祖母とも「またね」と言ったきり
会いにも行けず、会えたのは葬儀だった
そんな当たり前を当たり前に言える人が
傍にいる人は…きっと幸せなんだよ
私はね
今までの人生の「今」が辛かったからね
明日はきっといい日になる!って
願うことしか出来なかったの
でもいざ、今ね…
今やっと人生の「今」を生きられるようになったのに思うんだ
「明日」が来るのが怖い
「明日」を約束できる人が
自分には居ないなってことに…怖くなった…
巣立って行く我が子が傍から居なくなったら…
私はどうなっちゃうのかな!?ってさ
そうならないように…
自分の幸せ探していこうと思う♡
そして今ある幸せを
「今」思い切り感じることにする♡
『また明日ね』って言える人と
出逢えますように…★
『透明』
人間で例えるならば
産まれたての赤子が透明と言えるだろう
何の不純もなく
何の先入観もなく
ただただ自我の意思を泣いて喚く
本来、人はそうして産まれた
なのに次第に人は人知れず汚れていく
赤子でもそうだ
周りの人の反応を見て
こうしたら皆が喜ぶ、怒るなどを
僅か3〜4ヶ月で学んでしまう
そうして大人になるにつれて
色々なことが一般常識として植え付けられていく
分かるよ、やっていいこと悪いことはさ
でも、本来自分がしたいこと、好きなことを
忘れてはいないだろうか!?
人がこう言うから…
と、なにか大事なことを見落としてはいない!?
私は…何度目かの鬱になって
今やっと気がついたんだよ
自分にとって何が大事で、何が不要か…
だから私はね
鬱になって良かったと思っている
自我をやっと見つけることが出来たから
自分のために生きていいことに
気がついたから!
それで、みんなはどう?
それで、本当にいいの?
時々考えるといいかもね
私は…生き急ぎ過ぎて考える余裕がなかったからさ
みんなが病んでしまう前に…
そう願っておくね★
『理想のあなた』
直訳すると…
「考えうる完全なあなた」となるのか!?
そして
完全=欠けること、足りないことのないこと
そんなこと、あるのか!?
そんな人いるのか?
でも私は…
毒母の『理想のあなた(子ども)』となった
嘸かし、自慢の娘だっただろう
いつも言われ続けたんだ
「この子ね、手のかからないいい子でしょう?」と…
でも、大人になり鬱になった私を恥だと…
言いはしなかったけど
家に帰っておいでとさえ言わず
「もう少し頑張れ!」と言い放った…
けどさ
そんなものは存在しない
完全なる私は…全て嘘だ
自我を抑えつけられ、
自己の欲求を全て封印させられたら…
そりゃいつか壊れるよ
だから私は…我が子には自由を選ばせた
やりたいことの出来る範囲でだけれど
足りなかったかもしれないけれど
物心ついた頃から
色んなことを自分の意思で選ぶことを学ばせた
でももしかして…これも私にとって
『理想のあなた』を作ってしまったのだろうか?
そうだとしたら…
で!?結局、なにが理想なんだろう?
誰かが作り上げる完全なるあなた
そんなものは…ないんだ
各自が作った完全
どれも不確かで
誰かに押し付けてはならない
『理想のあなた』を、作れるとすれば
自分自身しかいない…
だが私は…、
完全なる自分にはなるつもりはない
不可能なことを、私は身を持って体験したのだから
『突然の別れ』
これほど悔いの残ることはないのではないか?
幼いながらに、ネット社会でもない時代
「白血病」になった祖父の入院は
すぐにお家に帰れると私は…信じていた
もう家に帰れないことを悟ったのは
保健室通いだった私が保健室の先生に話したときだ
「でもね、おじいちゃんは私に
すぐ退院するって言ったもん!」
それに対して、大人で、しかも保健の先生は
明らかに動揺していた…
その時だ…「白血病」とは、きっと
恐ろしい病気なんだと知った
だけど、後に分かったことだが祖父もまた
家に必ず帰れる!と信じてやまなかった
それは…本人に告知はしない!と
身内で話し合った結果だそうだ…
それを知ったとき、私は…無念でならなかった
我が子には私がもし、大病に侵されたときは
「嘘偽りなく、告知してくれ!
そして、脳死と診断されたときには、
使えるところは全て他の誰かのために使ってほしい!」
そう幼い頃から、事あるごとに伝えてきた
家族署名欄には、子供に署名してもらっている
事故等でない限り、余命一日であろうが
私は…最後まで悔いなく生きたい!
祖父の無念のためにも私は、そうしたいと強く思う
これは残された側の都合で決めていいことではない
決めていいのは自分じゃないか?
私にはわかったのだ…
祖父は例え死が早まろうとも家に帰りたかった
だから私に
「〇〇、おじいちゃんは早く家に帰りたいんだ…
もう、入院も点滴も嫌なんだよ…」って
唯一、弱音を漏らしたのかもしれない
みんなの嘘を本当は知っていて…
無邪気な孫に本音をさ…
それから
死に際は自分で決める!と私は決めている
自殺はよくない!
決して肯定はしない!
周りに迷惑かける、周りの人の気持ちは?って
それも十分、分かるのだけど…
自分のために生きているのだから
周りの人のためだけに生きる必要もない
と私は思う
うつ病を何度も繰り返している私からしたら…
そっち側の気持ちもわからなくもないのだ
だから
自ら死を覚悟したものは
大抵…遺書を書くのだろう?
頑張ってないわけじゃないんだよ…
もっと、もっと、もっと、もっと、もっと…
頑張れるじゃん!?って簡単に言うなよ!
頑張って、頑張って、頑張って、頑張って、頑張って…
それでも辛かったってことなんだよ…
それは本人にしかわからない
『突然の別れ』は本当に突然ならそれは仕方がない
だけど、そうじゃないなら
本人に決断させて欲しいと…私なら思う
私は…そうする