空に向かって
夜中の0時細い道をひとりであるいた。
暇だったから空に向かって歌を歌った。
歌が終わったら、愚痴を吐いた。
愚痴が吐き終わったら、独り言を呟いた。
独り言が終わったら寂しくなった。
ふとまた空を見ると綺麗な満月があった。
きっとあの月は何世紀もの前から僕達を見ていたのだろう。
今も誰かとこの月を見てると考えると寂しさがいつの間にか無くなっていた。
またね!
「せんせーさよぅならー」
「ねぇAちゃんいっしょにかえろ!」
「うん!いいよ!」
「やった!」
「グリコしてかえろ!」
「せーの『グーリーコ!』」……
「やったー!!!私のかち!」
「やっぱAちゃんつよいよぉー」
「またあしたやろうね!」
「うん!やくそく!」
「そういやあしたのきゅうしょくカレーだって!」
「ほんと!?」
「うん!」
「あしたのきゅうしょくたのしみだなぁ〜」
「だね!」
「そういえばAちゃんのいえってどこらへん?」
「あそこをまがったらすぐつくよ!」
「そっか、わたしははんたいがわ…」
「でもまたあしたもあさってもいっしょにかえればいいじゃん!」
「たしかに!Aちゃん天才!」
「でしょ!」
『それじゃあまたね!』
春風とともに
クション!
堪えきれないくしゃみが部屋の中に響く。
重度の花粉症である私は春が大っ嫌いだ。
杉のせいで毎年苦しんでいる。
こればかりは日本に生まれたことを恨んでいる。
いっそ杉を全て燃やしたい。地球温暖化なんて知らん!
というか薬飲んでも全く効かない。
マジでなぁぜなぁぜ???
そんなことをグルグル思考しながら今日も花粉に苦しんでいる。
涙
6年生最後のときの話
終学活の前窓を見て黄昏ていると友人が声をかけてきた。
A「知ってるか?涙って感情によって味が違うんだってさ」
私「…は?何故に今話す?」
「というかそもそも舐めないよ」
A「いやいや悔し涙とか嬉し涙とか色々あるだろ」
私「あるけど絶対今の雰囲気で話す内容じゃねーだろ」
A「俺が言いたいのは卒業式でお前、泣いた?」
私「泣いてねーよ泣いたのお前だろ!!」
A「逆に泣かないと気まづいだろ!!!!!」
とまぁ少しばかりおかしな会話をしていたら先生から号令が出て呆気なく6年生が終わった。
オチ?んなもんないよ✋(◉ ω ◉`)
春爛漫
時間の流れも早く感じ、もう桜の季節となった。
なんと今週が春爛漫らしいので、花見をした。
と言っても散歩ついでだったが、なんとも綺麗な桜が咲いていた。やはり日本といえば桜だろう。
「おやおや花見なんてめずらしいね」
ふと、目をやると隣には老人がいた。
「えぇ、今週が春爛漫らしいのでせっかくなら見に行こうと思いまして。」
私は少し老人に驚きつつも答えていた。
「最近の子はあまり花見をしないからねぇ」
老人は少しばかり悲しそうに答えた。
「こんな綺麗な桜を見ないなんて勿体ないですね」
「そうだなぁ」
2人で軽く会話を交わした後家に帰った。