#見えない未来
明日のこと、その先のことなんて誰にもわからないのに何かが起こると考えてしまう。
予言者でなければ明日や、その先の未来は予測できないしまず当たらない。
僕が受験に合格することも、未来でしかない。
未来がどうなるかは予測はできないから、
未来がどう予想外になっても対応できるように、
あらかじめ予習をしておく。
そうすれば怖さは何もしてないよりもずっと心強い!
見えないからこそ自分の描き方(行動)次第で自分の思い通りにできる。
さて、志望校合格というまだ見えない未来のために…
中学1年生の僕は点数の悪いテストの答案用紙と向き合い自分の思い通りの未来にするため復習と苦手に向き合うとしよう。
#ささやかな約束
あれはまだ私が小学3年生の頃だろうか。
私は同級生の少女と小さな約束をした。
「大きくなったら先生を治す医者になろうね!」
今思えば大きな約束だったかもしれない。
けれど当時の私にとっては些細な約束だっただろう。
当時担任をしていた小杉谷先生はデュシャンヌ型筋ジストロフィーという先天性の神経筋難病を患っていた。
インクルーシブ教育で教員も生徒も障害を持っている人が多かった。
そんな難しい難病を2人で治そうという不可能にも近い約束をあの日あの子としてしまった。
あれから30年…
私は神経内科の医師になった。この日私は小杉谷先生の最期を看取った。筋ジストロフィーは今でも根本的な治療法が見つかっていない。結局最期を看取ることしかできなかった。
あの日一緒に約束した少女は、研究医として筋ジストロフィーの研究をしている。彼女に今日、電話で先生の訃報を伝える。
叶えられなかったが、いつか先生と同じ病気の患者が治る病気として生きられる未来を信じてもう一度約束をすると決めた。今度こそは絶対に叶えるんだ。
#心の迷路
いつも何かしら迷っている。
進むべきなのか。このままでいるべきなのか。
運命はまるで迷路のようだ。
前へ進めば必ず壁にぶつかり行き止まりに遭う。
そのまま待っていたらこの先一生進まないし何も起きないし後退していく。
迷路は文字通り迷いだ。
どれを選択するかで必ず迷うはず。
そしてその選択は時として大きな試練を招いたり、
幸運をもたらしてもくれる。
選択に正解などありはしない。
違った選択を選んだことで皆それぞれが違った形で、
心は成形されていく。
迷うからおもしろいのかもしれない。
私には宝物があるの!
それはこのティーカップよ!ピンク色でお花柄!とっても素敵でしょ!
ママに買ってもらった?いいえ!実はママもパパも知らない人でもないある方から貰ったものよ!
その方はねお紅茶のことならなんでも知っているすごい方なのよ!
このティーカップに入れてくれたお紅茶はとても美味しかったの!お紅茶を美味しく飲んだらその方がね、「この紅茶が飲めるなんて君はもう立派なレディですね」と嬉しそうに褒めてくれたの!その時にこのティーカップを頂いたの!このティーカップがないとあの方のティーパーティーには行けないの…だからとっても大切なものなの!
あの方がどんな方か知りたいって?
彼はね動物なの!白い狼なんだけど、とても紳士な姿なの!ジェントルマンだったかしら?彼が教えてくれたのよ!彼はねずっとタイムマシーンで旅をしているんですって!今日ももっと昔の時代を旅しているみたいよ?
またティーパーティーの時にこのティーカップでお紅茶を飲みながら旅の話を聞きたいわね〜
#ティーカップ
綺麗だな…まるで美しい真珠の宝石のようだ。
一羽の白鳩が窓の外で自由に飛んでいる。
屋根の上にとまったり、仲間の鳩と一緒に羽根を整えたり、一緒に飛んでまわったり、なんだか楽しそうに見えた。
でも僕にはそんな自由に飛びまわる機会は来ないだろう。
この地下牢に閉じ込められて3年が経つ。
普通の人と違って背中に黒い羽根が生えている。
異端児で不吉な存在として閉じ込められて3度目の冬。
地下牢にある小さな小窓から外をみるのが何よりもの楽しみだ。
黒い羽根さえ生えていなければ…自由に生きられたのに…異端児を野放しにしてはならないとまるで鳥籠のように僕は閉じ込められている。
僕の持つ羽根は光の加減で漆黒に輝く。
残念ながらあの白鳩のように透き通った美しい白い羽根には劣る。
僕もあの白鳩のように美しい透明に近い羽根になりたかった…
今日もまた静かに牢屋で過ごす1日が始まる。
#透明な羽根