#神様へ
「…この絵はがきは、神様に届くかな…」
白いはがきには鮮やかな色のゾウが描かれています。
ゾウは鼻から七色の水を吹いています。
そしてゾウの絵の下に小さく"どうすれば、神様になれますか?"と書かれていました。
絵はがきを描いた神様への差出人は7歳の少女。
家族は不幸の事故で全員旅立ってしまいました。
身寄りはいません。
施設で一人過ごしていました。
ある日、誰もいないことを見計らって施設の外へ行き
昔家族が連れてってくれた山へ向かい、真っ暗な星空に
描いた絵はがきを掲げ叫びました。
「神様!もし私が神様になれるなら、家族のいない子どもたちを幸せにしたいの!お願い!どうか届いて!」
朝日が昇る頃、
強い風が吹き少女の絵はがきが風と共に空へ舞い上がった。
#快晴
まるで青色がキャンバスいっぱいに描かれた空。
空に浮かぶわたあめたちはどこへやら。
彼らのおかげで優しかった日差しは、今日はとても強く感じる。
晴れ渡った空は私の心をクリアにしてくれる。
きっとお天道様もご機嫌なのね。
空って、笑うんだなぁ…
時の流れは早い。
歳を重ねれば重ねるほどに。
小学生の頃は、時計の針並にゆっくりと進んだもの。
しかし成人してからは秒針の如く月日が流れていく。
私にはそれが早く感じられた。
だが、人によってはその速さを遅く感じることがある。
人それぞれの境遇や環境で変わるのだろうか?
私は高校卒業後に就職し、その後結婚、三人の子宝に恵まれた。
しかし、3番目の次男は生まれつき重い障害があった。
てんかん発作による痙攣が多いため、3歳の頃から障害児施設に入所している。
18歳になったある日、私にこう話してきた。
「…生きるってこんなに時間がかかるの?」
知的障害がありうまくお話ができない息子が、まるで生きてることがやるせないように話してきた。
とてもじゃないが言葉が詰まった。
あまりにも衝撃で言葉が見つからなかった。
息子にとって時計の針はあまりのゆっくりなのだろう…。
#時計の針
#静かな終わり
物事は始まりがあれば終わりがある。
それは物語、ペンのインク、流れる時間…
人生もまた然り。
始まったものにはいつか終わりが来る。
それがどんなに楽しいことであっても苦しいことであっても悲しいことであっても怒れることであっても。
#心の旅路
「…どうして、僕ばかりなんだろう。」
24歳。社会人。
生きることが辛くなった今日。
多忙の日々で失敗が目立つようになった。
上司に叱られてばかり。それだけじゃない。
見覚えのないミスを後輩から押し付けられ
疑われ、尋問されて、
謹慎処分までくらってしまった。
20代でも人生が詰んでしまった。
思いたくもないのに思ってしまう。
悩んでたってしょうがないのに…
…もしかしたら今この時が変わる時なのかも。
人生100歳と言われてる現代。
まだ死ぬには時間がかかる。
そうだ…
まだ僕の旅は、始まったばかりなんだ…。
今ならどんな選択でも変えられるんだ。
そうして僕はノート型パソコンを開き、
やりたいことリストを作成した。
広い心を持つための旅をしよう。
まだ自分は終わってなんかいない。