独り言を吐くどこかの誰か

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4/9/2023, 10:44:25 AM

【誰よりも、ずっと】
ずっと、褒められたかった。
褒められるために何事にも全力を尽くした
できるだけ挑戦をした。
ズル休みなんて何度も考えた、休む理由も考えた
でも褒めてもらうために頑張った。
頑張った…頑張ったのに……
褒められやしない。人は才能のあるやつを見る
「いいじゃん。休も?たった1回だよ?」なんて言葉が
私を誘う。
いいな、簡単に休めて。
いいな、簡単に褒められて。
いいな……
でも、褒められたいなんて贅沢かな。
褒められないのが普通なんだ
挑戦するだけじゃ褒められないんだよ
努力しなきゃ褒められない
頑張っても頑張っても「次は――」「今度は――」って
次々に課題が出てくる。
「すごいね」「頑張ったね」なんて言われない。

そういうものか…って思える精神力は私には無い
人の評価を気にせずに頑張りたいよ…
人の目を気にせず全力でやりたいよ…
なんで、他人のことを気にしてしまうんだろ。
自分が誰よりも頑張ってるわけじゃないのに
「すごい」なんて言葉を期待してしまう
あーあ、なんでこんななんだろう私…
全力でやってると、
たまに疲れて何もかもやりたく無くなって手を抜く
そんなところを人は見てそんな人が集まる
それから関わって、その人からの評価を気にして
疲れる。そして手を抜く
何やってるんだろう。私
―――――最初は褒められたいだけだった

4/9/2023, 8:22:12 AM

【これからも、ずっと】
「ずっと友達だよ!」
うん!友達だよ!
―――怖かった
「ねぇねぇ、今日一緒に帰ろ!」
うん、いいよ。
「―――の所で待ってるね!」
はーい
―――どこかへ行ってしまうんじゃないか
「聞いてよ―今日さ―――なことがあってさー」
そうなんだ。大丈夫?
―――いなくなってしまうんじゃないか
『ずっと友達だから!もし離れようとしても
 絶対離れないから、離れたら私が許さん!(笑)』

そんな言葉を貰えても…
その場しのぎの嘘だと疑ってしまう
ずっと一緒って言ってもらえるのは嬉しいし
私も一緒にいたい。
だから…怖い…怖いんだ…
君はいつも一人で抱え込むから
君は辛いのに、苦しいのにいつもそれを隠すから
君も辛いはずなのにいつも私を気にかけてくれるから
私が苦しませてないかって…思うんだ。
いつか、消えてしまわないかって心配なんだ。
だから「これからも、ずっと友達!」っていうのが
縛っていないか不安なんだ。
私のことはいいから、自分のことを心配して欲しい
お願いだ……もう十分もらったから……
今度は私が君にあげたいんだ。
―――――本当に君は優しいね。

4/7/2023, 2:14:58 PM

【沈む夕日】

沈む夕日で思い出すのは
部活終わりの帰り道
虹色に染まった空を見て
疲れた身体で沈む夕日を追うように
家に帰る。

家に着いたら
誰もいないリビングで
「疲れた」という独り言を吐き
ソファへ倒れ込む
そして気づけば空は黒く染まり
夕日ではなく月が煌めき
誰もいなかったリビングには
いい匂いが漂っていた。
―――――――いただきます。

4/6/2023, 9:23:45 AM

【星空の下で】
綺麗……あ、金星と火星だ!
―――ははは……
このままずっと何もせずに星を見ていれたらな
もう疲れた……逃げたい……
でもみんなそうか…みんな疲れてるよね…
自分だけ逃げるなんてダメだよね。

はぁ、せっかくの長期休暇だったのに
ちゃんと休めなかったな。
逆に疲れた気がする。
でもその疲れは休んだ時の疲れだから
疲れが取れてない訳では無い…と思う。

『やりたいことを後悔のないようにしろ』
って言うけど、
仮にやりたいことを後悔のないようにしたとしても
その後に後悔をするんだから
怖くて出来ないんだよね
だから学生のうちに遊んどけって言うんだよ。

1人だからめっちゃ喋っちゃった…
でも、誰も聞いてないしいいよね。
誰も聞いてないし…聞いてないから…
………誰か、聞いてくれないかな。
―――――――星空の下でちょっと独り言

4/4/2023, 6:50:32 AM

【1つだけ】
忘れていた。
たくさん助けてくれたのに
たくさん支えてくれたのに
たくさんの物をくれたのに
なぜ忘れてたのだろうか。
"あの子"とは違って名前も顔も声も知ってるのに
忘れていたなんて…
なんて最低なヤツなんだ…

あなたはいつも笑って私の心を埋めてくれた
あなたの方が年上なのにそんなの感じさせないくらい
楽しませてくれた。
幼い頃学校に行くのを不安を感じなかったのは
あなたのおかげだろう。
年上が優しい人ということをあなたで知ったから
幼い頃は学校は怖い場所じゃないって思えた。
でもそんなあなたを忘れて…

小学校中学年くらいの時
高学年にいじめられた。
それから年上は怖いものだって思うようになった。
中学校に入る時もいじめられるんじゃないかって
思うようになった…
そんな中学校であなたと再会した。
あなたはびっくりしていたようだけど私は思い出せた
年上は怖いものじゃない、優しい人でもあるって…
だから今は不安を抱えずに学校に通えてる。
あなたに伝えたいことはたくさんあるけれど
一つだけと言われたら
『ありがとう』これが伝えれればいい。
ありがとう。
私の不安をとっぱらってくれて、
ありがとう。
あなたとの思い出を思い出させてくれて。
―――――何よりも大切な思い出

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