独り言を吐くどこかの誰か

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【1つだけ】
忘れていた。
たくさん助けてくれたのに
たくさん支えてくれたのに
たくさんの物をくれたのに
なぜ忘れてたのだろうか。
"あの子"とは違って名前も顔も声も知ってるのに
忘れていたなんて…
なんて最低なヤツなんだ…

あなたはいつも笑って私の心を埋めてくれた
あなたの方が年上なのにそんなの感じさせないくらい
楽しませてくれた。
幼い頃学校に行くのを不安を感じなかったのは
あなたのおかげだろう。
年上が優しい人ということをあなたで知ったから
幼い頃は学校は怖い場所じゃないって思えた。
でもそんなあなたを忘れて…

小学校中学年くらいの時
高学年にいじめられた。
それから年上は怖いものだって思うようになった。
中学校に入る時もいじめられるんじゃないかって
思うようになった…
そんな中学校であなたと再会した。
あなたはびっくりしていたようだけど私は思い出せた
年上は怖いものじゃない、優しい人でもあるって…
だから今は不安を抱えずに学校に通えてる。
あなたに伝えたいことはたくさんあるけれど
一つだけと言われたら
『ありがとう』これが伝えれればいい。
ありがとう。
私の不安をとっぱらってくれて、
ありがとう。
あなたとの思い出を思い出させてくれて。
―――――何よりも大切な思い出

4/4/2023, 6:50:32 AM