遠野 菓子

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4/20/2026, 7:35:16 PM

何もいらない

雨だ、会社へ行きたくない
こんな雨降りは会社へ着いた時にはびしょ濡れだ
まだ新しいレインコートもレインブーツも買ってない
だけどこんなに降ってるんじゃ役に立たない
本格的に上下セットの合羽が必要だ
そんなの着ている人は見たことが無いけど
通勤する会社員はどうやって雨を除けてるの?
もう台風みたいに雨振ってるんだけど……
会社行きたくない
レインコートもレインブーツも何もいらないから会社へ行きたくない
今日は家に居たい
頭痛もしてきた
気圧病ではないのか……
電車動いてるのかな?
あ、平常運行だ……
平常か、平常なのか、こんな日は平常じゃないよ、電車降りてから平常じゃないよ
いきなり大雨にさらされる自分を想像した
お腹痛くなってきた
風邪かも知れない
熱を測ってみよう
いつもよりも低い36℃
私はどうしても会社へ行かないとならない仕事だからテレワークは出来ないし
諦めて会社へ行っても……
そうだ、この前に小樽旅行へ行った時に買った
ガラス細工の髪留めで濡れた髪をまとめよう
早起きして可愛いお弁当を作ろう
甘い卵焼き入れてから揚げは冷凍食品のがあるしブロッコリーもプチトマトも入れて
お弁当を楽しみにしよう
そしたら、雨に濡れて行っても乗り越えられそうだ
帰りは家から最寄り駅まで帰って来て
ちよだ寿司のセール品を買って帰ろう
自転車でびしょ濡れになっても
私にはちよだ寿司がある
何もいらないって言ったのは会社をおやすみ出来るなら要らないって言ったんです


4/19/2026, 10:26:56 PM

もしも未来を見れるなら

もしも未来が見れるなら僕は風邪薬を飲むだろうか
お酒を飲むだろうか
風邪薬を飲む方が正しい事も良いことも分かっている
だけど僕はお酒が好きだ
ビール酎ハイハイボールワインシャンパン泡盛日本酒テキーラ 
あ〜なんていい響きなんだろう
それだけで少し幸せな気分だ
幸せな気分て人生でとても大事だろう
人生の基本だ
きっと風邪は4日寝れば治る
風邪薬とお酒で悩んでいる時点で既に迷いはないのだろう
なのに今回は風邪薬を手に取ろうとしている
明日は遊びに出かける予定だ
嫌、出かける
それも朝からだ
どう考えても遊びに行きたいなら風邪薬一択だろう
けれど自分は、もしかして風邪は明日朝には奇跡的に治っているかも知れないと言う甘え考えがよぎっている
そう甘いのだ
自分に甘い
そして、お酒を飲んで薬も飲まず
明日朝、僕は風邪が悪化しても出かける
いつものパターンだ
だけど自分は少しだけ大人になったのか
いい加減にしろと思っている
僕はこんな自分を少しは変えたいと思っているらしい
そうだ、風邪薬を飲もう
そして明日朝にはそんな自分を褒めてやろうと
風邪薬を手に取った
ほんの少し新しい未来になろうとしている

4/18/2026, 12:21:06 PM

無色の世界
無色の世界の「無色」とスマホを人差し指で打つ……一番先に出たのは「無職」
僕は「無職、透明」になりたい

4/17/2026, 10:02:09 PM

桜散る
心が落ちていた、桜の花びらが水たまりに落ちて引っ付いている
あんなにキレイに咲いた桜もこんな終わり方をするなんて無常な気がした
その頃の記憶では桜が咲いている時の事は覚えていない
あの水たまりの桜の花びらが唯一の記憶だ
あの年、大学を卒業して言われた赴任先は
日本の北のはずれだった
関東から離れる事は無いと聞いていてのに
どうしてこんな寒い土地に私は今、居るんだ
その年のGWも悲惨だった
なれない4月の新生活、口の端を上げて兎に角笑顔でいようと仮面のようにそれこそ
桜の花びらのように引っ付いていた
GW軽く風邪を引いた
大したことないのに体が動かない
分かっている…心が沈んでいた
桜はどんな気持ちで散りゆくのだろうと考えていた、木だから気持ちなんて無いのは分かっている、だけどそう思っていた
桜散る、人が散るって死ぬ時なのかな?
でも桜は翌年も開花する
人はそれっきりだ
桜が散る時は全力で咲いた後だからだ
自分も全力で会社に馴染もうとしてもう動けないでいる、自分は散ったのか…
静養してもう一度、息を吹き返したらいいのか…と心に余裕が出来た
桜の木は散った後、裸のまま翌年に全力で咲くために、ただじっとしている
自分も今は、じっとしていていいんだ
桜の木程、長くは休めないけど
このGWはただ好きなように暮らして居ようと思っていた
早く関東に帰りたい気持ちから
この土地を好きになることから始めようと
コーンスープを飲みながら関東への思いを断ち切った桜舞い散る季節も見送っていた

4/17/2026, 12:57:30 AM

夢見る心
小さな頃、小学生までは生活の中は夢見る心で、いっぱいだった
夢の中はいつも自由に色んな事に塗り変えられる魔法の様な場所たった
其処には、たまに親友や友達も登場した
私はいつも茶色の旅行鞄を持ち、遠くへ歩いて行た、遠く々どこまでも遠くへ行きたかった
いっぱいあった夢がどんどん絞られて
鞄ひとつで、どこまでも行ける事を夢見るようになった
夢は大事だ、たかだか空想ではないか……
そう思うでしょう
私も忘れていた
でもそれは自分を作る基盤になった
忘れていたのに、心の奥底にしっかりとあった
今の自分を作っている
色々な経験が出来たのもそう
小さな頃にあった夢見る心、夢見る力が人生を作っていく
これからも、今も


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