悠明<ハルアキ>

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5/7/2026, 10:12:50 AM

多分初恋だった。いや、初恋だ。
君を見つけた日、初対面なはずなのになんだか不思議と惹かれるように感じた。
ずっと一緒に居たい、君のことをもっと知りたい。
そんな思いが増えていって、、、。

今、君は僕の目の前で眠っている。ずっと見てみたかった。ただ、もう息は無い。ちょっと強く握りすぎたようだ。
『また君に会えることを信じて』
君の首を握った手で自分の首を握る。
また会えるといいな。初恋の人。

お題:初恋の日

5/5/2026, 10:35:20 AM

君と出逢ってから20年。出会いは小学校4年生。転校してきた僕に最初に話しかけてきた君。とても嬉しかったのを今でも覚えてる。それから中学、高校と一緒だった。高校の卒業式に離れ離れになるからって約束したよね。「30歳まで独身だったら結婚しよ」って。僕はその言葉に期待して彼女も作らず、ずっと30歳になるまで待ってたよ。君に電話したらなんだか少し悲しそうだった。家の場所を教えて貰ってそこに走って向かったよ。インターホンを押しても返事が無いから、ドアノブを捻ってみたらドアは開いていて僕はドアを開いた。そこには微かに笑いながら体育座りしている君がいたんだ。とっても"寒い"部屋の中で。何度喋りかけても答えて貰えなくて仕方なく部屋に上がらせて貰った。この時にはもう答えが予想できていた。君の首元を触ってみたら"冷たかった"。手首を触っても脈を感じられない。僕は救急と警察に電話した。結果は凍死。だけど、君が亡くなったのは1週間前だったらしい。
君と再開してから部屋の中で君の声が聞こえてくる。
「助けて、助けて」と。
約束を破ってごめん。助けられなくてごめん。ごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめん

それから同じような死体が見つかったらしい。

お題:君と出逢って

5/4/2026, 10:48:31 AM

―――ある少年の話
耳を澄ますと聞こえてくる君の声。
やっと聞こえた君の思い。
同じクラスの君は音がよく聞こえるらしい。
聞こえずらいよりはいいだろう。
いいな、いいな。羨ましい
僕もそうだったらいいのに
あの子はいいな

―――ある少女の話
耳を澄さなくても大きく聞こえる周りの声。
うるさい、うるさい、もう伝わっているのに。
同じクラスの君は音があまり聞こえないらしい。
うるさいよりはいいだろう。
いいな、いいな。羨ましい
私もそうだったらいいのに
あの子はいいな

―――二人の話
いいな、いいな。私も君も無いものねだり。
同じ耳の病気なのに全く違う
私はこんなに恵まれてないのに君はいいな
君だったらもっといいのかな
君はいいな、君になりたい

お題:耳を澄ますと

5/3/2026, 9:15:15 AM

―――1―――
「好きだよ」
そう言われたのは一緒に帰っていた時。僕は驚きのあまり言葉を失った。一輝もそれに気づいたようで僕に優しく微笑んできた。
「恋愛的な意味で、返事はいつでもいいから。考えてくれるといいな」
走って行ってしまった。普段なら追いかけるのに今日は足が動かない。

家に帰ってからベッドに寝転び考えてみる。
あいつと付き合うのか。確かに優しいし、カッコイイし,,, そんなことを考えているうちに眠りについた。

校舎の裏にあいつを呼び出す。
『昨日の事なんだけど,,,』

―――2―――
「好きだよ」
急に自分の口から言葉が出た。
瑠依はすごい戸惑っている。
「恋愛的な意味で、返事はいつでもいいから。考えてくれるといいな」
ずっと好きだった瑠依。中学の時から一緒で今もずっと変わらない。別に付き合えなくてもいい。
ただ、告白したいとは前々から思っていた。
いつ返事が来るだろう。瑠依にはできる限り優しくしてきたつもりだ。

次の日、瑠依から連絡がきた。校舎の裏に来てほしいという内容だった。
『昨日の事なんだけど,,,』
昨日の返事だ。
『ごめん。確かに一輝は優しいけど、付き合いたいと思えなくて。本当にごめんね』
そう言って瑠依はその場を走り去っていった。
頬に涙が流れる。別に付き合わなくても良かった。そう思っていたけどやっぱり悲しい。優しさだけじゃダメなんだと実感した。

お題:優しさだけで、きっと

4/6/2026, 10:01:48 AM

どんなに遠くにいても、どんなに離れていても同じ空の下にいる。今、見上げている星空が俺たちを繋いでくれているんだ。
また会える日を楽しみにして君のことを考えているよ

君に届くように世界に優しい愛を広げて、気づけば「聖人だ」なんて言われてた。だけど、愛の源は今もこれまでもこれからもずーっと君だ。夜空を見て君の存在を考えている。
遠くに行っても俺の気持ちは変わらない。
『これからも友達だよな』
誰もいないはずの隣が暖かくなるのを感じた。

昨日のお題:星空の下で

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