懐炉 @_attakairo

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2/13/2026, 9:51:02 AM

いまみたいに

なにをいったらいいのか わからないときって

たくさんあって

ありふれたことは おとながみんな
いってたし
さりげないことは かえってきみを
くるしめそうだし
つぎのひとことで みらいがかわるかも
そうかんがえたら

なにもいえなくて

ただ ここにいる
きみの くうかんに
いつもとなりとは いかないけれど

めをあわせなくても
てをにぎらなくても
じかんやくうかん みえないものが
ふたりでいることをゆるすとしって

【伝えたい】

2/11/2026, 2:26:37 PM

「……ひと足遅かったみたいだね?」
「だから予約しておけと言ったんだ」
 見渡すかぎりの自由席はすべて埋まっていた。青空の下、木々や草花に囲まれて人々がしずかに眠っている。
「あぁでもほら、此処なんか見晴らしが良いよ。立ち見は嫌かい?」
「ひとりで勝手に突っ立っていろ、一生」
「一生って……」
 わかりやすく傷ついた顔をして、若い男が腕を下ろした。気にも留めず男は離れてゆく。二人は同僚だった。
 ただ一度、同じプロジェクトに参加しただけの。
「悪かったよ」
 若い男がぽつりと。
「君を巻き込むつもりは無かったんだけどさ」
「…………」
 謝られた男はそのとき背を向けており、視線の先には刻名があった。どこかで聞いたことのあるような、いちどは呼んだことがあるような、ありふれた名のひとつ。それがなぜか、いまは無性に懐かしく。
 石のように固まる後ろ姿に、先ほど謝った男は気まずそうな顔をした。

「『―――』! ……本当に、ごめん」

 男はそのときようやく顔をあげ、横を向いた。

「何か言ったか」

 夢から醒めたような目をしている。
「君ねぇ……」
 もういいよ、一人で勝手に行くから。拗ねた態度を隠さずに、男が離れてゆく。そのあとをもう一人の男が着いていった。
 青空の下、見渡すかぎりの墓石が土に埋もれていた。それぞれが何度も足を運び、謝罪し、決意を供え、空席を探したことのある。

【この場所で】

2/10/2026, 10:34:52 AM

だれもがみんな

しんじてる

じっせきないけど ほんきをだせば



だれもがみんな

ゆめみてる

きっとどこかで なにかがかわると



だれもがみんな

あきらめた

いつかはこないよ いまあるかぎり



そしてだれもが
こういった
いきるのつらいってみんなそうだろ

【誰もがみんな】

2/10/2026, 9:35:20 AM

タイミングが掴めず
渡しそびれた花を集める
包装紙を買ってこようか
いっそ占ってしまおうか

好き、嫌いでちぎれるほど単純なものでもない
恋は儚く 愛は脆い
束にするなら色やバランス
受け取られかたもかんがえて

けれども野原の花々に
咲く 以上の祈りがあろうか


花を贈ります
一輪 選んだ花束を

どれほど不格好な表現も、言葉以上の意味は無いこと

白日にさらされた棘や毒は
身を守ってきた証しということ

やっとのことで差し出した
その手が下を向くのなら
淡い花びらが散るまえに
いっそ飲みこんでしまおうか

【花束】

2/5/2026, 3:42:45 PM

ドーパミン
まだ手に入れていないからこそ
報酬抑制 頑張れるでしょ
なみなみ注いで
安心 緊張
ラインはいっしょ じつのところ

容易く満たされるちっぽけな空間

あと数滴なら我慢できるけど
蒸発したら また同じでしょ

【溢れる気持ち】

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