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3/20/2025, 2:39:56 PM

手を繋いで

寂しい。

寒い。

そんな時、手を繋ごう。

そうしたら、心も体もあったかくなる。

きっと、そうやって世界は繋がってる。

3/19/2025, 10:25:08 PM

どこ?

どこ、どこ、どこ?
なんでないの?
こんなに探しているのに。

そんな事が、2度か3度かあったでしょう?まぁ、あなたの事だから、2度3度の話じゃないんでしょうね。
あ、的中?
て、本題を逸さないでよ。
そうやって探している時、大体は見つかるでしょ。
そうゆうのって、意外と近くにあるものじゃない?
『灯台下暗し』って言うのよ。
私も今、探しているものがあるの。
それは、あなたよ。

今、私はあなたに会いたい。
でもあなたが、おまえはそっちにいろって、すぐこっちにくるなよって、意地悪な人…。

でも、あなたのことが大好き。

ねぇ、どこ?

3/18/2025, 12:25:59 PM

大好き

「ここに来て、何日が経つかな…」
返事はない。けど、息はしてる。
あぁ、生きてるならば返事はいらない。
本当は欲しくてやまないけど。

2週間前。
「楽しみだね♪」
俺はその時、彼女の提案で小島のリゾート施設に行く途中だった。
その時、船が転倒し、俺たちは知らない無人島に打ち上げられてしまったのだった。

あげく、彼女は体調不良になってしまい、不衛生な環境なので、直るばかりか酷くなっていく一方。

うまくろれつが回らなくなり、喋る事ができなくなってしまった。もちろん返事も出来ない。

だから、俺が「どうする?」って聞いても返事は無いし、愛を伝えても返事は無い。



ぁあ、なんだか…
意識が遠のいてきた。

「大好きだよ…」

俺も、もうダメ、なのか。

「わ…も…」

彼女が、口を開いた。

「わ…も、らい、すき…」

「わ…たし、も…」

「私も…大好きだよ…!」




1人が星になった日、大好きと伝えて欲しい。
そう願うようになったのは、他でも無い彼女だろう。

3/15/2025, 12:36:24 PM

心のざわめき

「今回、2年A組では『ロミオとジュリエット』をやります!」
劇という初めてな体験に、心を躍らせたクラスメイト。
姫役は、1番クラスで可愛い河井さん。
「河井さん、ウエストを測りたいんだけれど…」
と、私が言う。
「いいよ!」
グッ…笑顔が可愛い…
河井さんは、誰も彼も虜にしてしまう…

「ねぇ、谷口さん…暇なら、セリフ練習に付き合って欲しいんだけれど…今日、ロミオ役の原くんが休みで…」
「河井さん、いいよ。」
特に用事もないし。

「ああ、ロミオ、どうして貴方はロミオなの。」
心揺さぶられる演技…凄いなぁ。
私も小さい頃に、1人で読んだな。
「谷口さんのセリフだよ!」
「えっ、あ、ごめん」
そうして、時間はあっとゆうまに過ぎていった。

そして、前日体育の時間。
「男子女子、整列ー!!」
先生がそう言って、みんな集まって行った。
ドンっ!
嫌な音がした。
「河井さん!」
「うっっ…痛い…」
男子とぶつかってしまった河井さん。
河井さんは足を捻ってしまったのだった。

「どーすんだよ!!」
「劇明日だぞ!」
私なら、セリフは分かる。代わりー・・でも、私でいいの?
「谷口さん、セリフ、わかるよね?」
河井さん?
「う、うん」
「谷口さんに、代わりをやってもらいます!」



「谷口さん…やるじゃん。」
「河井さん…ありがとう」
多分、ステージに立ったときのあの心のざわめきは、一生忘れない。

「心のざわめき。」

3/14/2025, 1:56:46 PM

君を探して

「ここにも居ない。」
今日だけで10箇所は行ったのに、なかなか理想に近いものに出会えない。

どこにいるの?
私を呼んでよ。
そうしたら、私も行けるのに。

「ッ…」

ああ、居た。
相棒に似てるよ。

それからは毎日欠かさず見に来た。
ファンサが多くて嬉しい限りだ。

抱きしめても、相棒とそっくり。
去年亡くなった私の相棒。
相棒は、ふわふわで、白茶で、かわいくて。

私の気持ちはひとつだけ。
さぁ言おうじゃ無いか。

「すみません、この犬、飼いたいんですが…」

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