『寂しさ』
僕は君の前ではよく泣く。
喧嘩した後、デートの後解散する時、お泊まりが終わった後。
寂しくてつい泣いてしまう。そしたら君は甘い声で
「おいで」「泣かなくていいよ」「寂しいんだよね」
って語りかけてくれる。
「めんどくさくないの?」って聞いたら
「めんどくさくないよ」って。
そんな君が僕はとても好きだ。優しくて暖かくて。
寂しいけど、泣くのは苦しくなる時もあるけど
好きだ。大好きだ。愛している。
『雪を待つ』
ふと空を見上げて、あの日を思い出す。
君はあの日消えた。忽然と。
街の人々は寒そうにしている。
雪が降りそうなほど凍てつく寒さに僕は肩をブルっと震わせて
ポケットに手を入れて歩き出す。
僕は未だに君の姿を探して、また目の前にイタズラな笑顔を見せて何事も無かったかのように現れるのを待っている。
現れてはくれないだろうか。僕はいつまでも待っている。
雪が降るのを待つように。
『心と心』
私の心と貴方の心では色々と違うみたいね。
繋がっているようで繋がっていないのね。
目に見える距離が、感じる距離が、ものすごく遠くて寂しくて虚しくて。
私の心は貴方を欲しているけれど、貴方はそうじゃないのね。
求めて縋って欲してはくれないのね。
貴方は誰の心を求めているのかしら。
私の心よ強くあれと願うばかりよ。
強がりな私の弱い心。貴方の心が欲しいわ。
『踊るように』
ゆれるゆられる
ひらひらと舞う
澄んだ水の中に落ちる花びらは
貴方を思い出させる
ゆれるゆられる
ひらひらと踊る
澄んだ瞳の中に落ちる君の姿は
僕を魅了していく
惹かれていく
『不完全な僕』
僕には障害があります。
僕の障害は完全なものではないです。
人より "少し" 遅れている。人より "少し" 出来が悪い。
人より "少し" 生きづらいと感じている。人と "少し" 違う。
でもそれは重度ではなく軽度。曖昧なもの。
完全な人の中では不完全な僕。
完全な障害のある人の中でも不完全な僕。
僕は不完全。どこに居ても不完全。中途半端な僕は全てが不完全。
不完全が僕を苦しめます。