Rina

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11/22/2023, 10:57:11 AM

私にはパートナーがいないので、その先のことなんて考えられたもんじゃない。
「残業し慣れてるんじゃないの?」
彼(既婚者)に言われた一言がずっと頭から離れない。2,3日その事でイライラしているのだ。

結婚してないからとか、仕事ばっかりしてるからとか、そんなの全部その人の選択なんだから(多分)。
仕事なんてやめたきゃやめるし。結婚したけりゃ婚活すればいいし(苦労を知らないやつはなんとでも言える)。そもそも普通の生活ってもんはきっと人によって基準が違うんだし。。

最近よく考える。
残業残業って言われて、「真面目だね」とか、「偉いね」って言葉の裏の皮肉ばかりが気になるが、この怒りってどこに行けば?どう考え直せば穏やかになれるんだろうか。


#夫婦

11/7/2023, 12:21:00 PM

「転職の予定はありますか?」
そう問われて私は私の将来設計を話したが、あなたはどう思ったんだろう。この会社を批判的に語る姿を見かける度に私の心にはなんとなくもやもやしたものがあったんだ。
「さようなら」
そういって颯爽と歩いてゆくあなたの後ろ姿はすごくかっこよかったし、なんだか羨ましかった。
これからだ、って入社したばかりの頃は思った。社長の言葉はいつも心に刺さるし、先輩も優しくてすごく好き。この会社でずっとは働かないにしても、少しでも貢献したいって思った。その自分の気持ちを信じていればいいのに、今はどうしてこんなに揺れているんだろうか。

君に「海外で働ける会社に行くとか考えないの?」って聞かれたとき、確かにって言っちゃったけど、本当は混乱している。自分のしたいことわからなくなっている。昔は日本じゃないどこかに行きたいって思ってたのに、いつの間にか気持ちは変わっているんだから。自分の好きと嫌いをよくよく考えると、海外に行って嫌いなものから逃れられるかって、そんな単純な話ではないと思った。じゃあ何をしたいのだろうか。

嫌いなもの、挙げれば切りがないし、これからどんどん増えていくんだろうな。人間の心理って考えれば考えるほど含みができてじわじわ躙り寄るし、かと思えば簡単に離れても行く。声に出さないと伝わらないけど話したくないのは結局相手は人間だから?微妙な表情で訴えるんじゃなくて生き辛さを噛み締めて全てを受け入れたい。あー、「生きるをする」っていい言葉じゃないか(結論)!


#あなたとわたし

10/27/2023, 8:11:30 PM

今日は始発に乗った。眠くて、でも走って駅まで行った。駅のホームには、きっとこれからカフェに勉強しに行くんだろうなって感じの男性がいた。学校の授業では寝ちゃうけどなんかすごい勉強できるタイプの人。というのは私の偏見であるが、その男性が私に書きたい!と思わせてくれた。特に彼がイケメンだとか(顔は見てない)、いい香りがしたとかいうわけではない。彼はただ、ホームで何かしらのプリントを眺めていただけなのであるが、その様子が彼のその後の行動まで私に連想させることに成功したのだ(おめでとう!)。そう、彼はこの後きっとカフェに行く。注文するカフェオレは砂糖無しのホット。席に着いたら机の上にシャープペンシルと消しゴム、社会科のノートを広げる。2時間くらい集中したところでとりあえず本日の朝勉終了。近くの映画館に前日に予約した映画を観に行く。


#紅茶の香り

10/22/2023, 12:43:25 PM

気分転換してくると言うと、彼はいつもハク(飼っている犬の名前。毛が全体的に白いので見たままの名前だ。)を連れて2時間、長いときは3時間くらい散歩に出掛ける。帰る頃にはハクもくたくたで、水をじゃぶじゃぶ飲んで玄関の冷たいタイルの上で息を切らしている。
どこまで行っていたのか聞くと、いつも同じ場所ではないので気まぐれでどこか遠くまで歩いているようである。今日も出ていってからもう2時間半も経つがまだ帰ってこない。待つ気もなく一人で食べた夕食の食器をシンクに運んでいると玄関の鍵を開ける音がした。と同時にハクの水を浴びるように飲む音と、彼がハクのドックフードをお皿に入れる音で、一気に夕方のリビングのひとときが外の活気に飲み込まれる。
テレビを消して玄関に向かうと、上がり框に腰を下ろしてドックフードを食べるハクを眺める彼がいた。
「今日はどこまで行ってたの?」
もういつもの質問と化している問いだが、彼は毎回面倒くさがらず答えてくれるので、私も遠慮はしない。
「東中学の近くの寿司屋で引き返してきたよ。」
「結構車通りの多いとこ歩いてきたんだね。」
東中学の門を出ると国道があり、その国道を右にまっすぐ進んだところにある回転寿司屋のことだ。家からだと5kmほど距離があるだろう。
「往きはね、帰りは結構裏道使ったからハクも歩きやすそうだったよ。」
いつの間にかドックフードが入っていたお皿は空っぽになっていた。ハクはまた水をじゃぶじゃぶと飲んでおり、そのせいで玄関のタイルが濡れていた。この時の玄関タイルは水だけではなくハクのよだれも飛び散っているのでよく滑るということを毎年夏に学んできている(暑い時期はハクのよだれの量がすごいのだ!)。そのため、ハクを犬小屋に帰した後は玄関の掃除を欠かさない。
彼が玄関を掃除している間に、冷めてしまった晩ご飯を温める。ダイニングテーブルにコップと箸を出す。サラダにかけるドレッシングを準備する。ご飯をよそってもらうためのお皿を準備する。一緒に夕飯を食べていたなら、この手間がなかったんだなとふと考えていた。この時間は彼のためであるのだ。この事を彼は小さなこととして受け流しているのか、心のすみで感謝しているのか、それとも気づいていないのか。ありがとうというには小さすぎる気もするのはわかるのだが。なんだろうこなもやもや。
ハクの散歩が長い時だけじゃない。私が彼の当たり前のような、何気ない小さな期待に応えようとしている時、その期待に応えた分だけの見返りがあったかという疑問が浮かぶときがある。


#衣替え

10/9/2023, 4:46:26 AM

パスタを茹でるという行為ひとつ取ってもその人の人となりが表れる。私の場合まず湯をわかしパスタを突っ込んだら箸でひと混ぜ。時間をおいてパスタが大きくなっているように見えたら口にいれてみる。うん、これはまだ芯が残っている。そういう場合がほとんどで、その後2分ほど待つ。その間何をしているかというと、パスタの味付けを考える。卵を混ぜてカルボナーラ風にするか、もしくは塩コショウでシンプルなパスタにするか、もしくは冷蔵庫にある辛そうな調味料を使うか大体その辺で迷う。今回は辛そうな調味料を使いたい気分だ。パスタをお湯からあげるとき頭をよぎるのは、排水溝に流してしまうこと。パスタは意外とつるつる滑るのだ。お皿まで移すことができればあとは楽勝さ。オリーブオイルを絡ませて辛そうな調味料をお好みで。これが私の人となり。今日は雨だけど散歩の日らしい。聞こえてくる雨の音に混ざるカップルの会話が、私のお昼の休息に物語らしさを加えている。そう思うことにしておこう。だってパスタはうまいんだから。


#束の間の休息

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