欲しいものはたくさんある。
社会に出て、月に1回給料日が来るようになってから、もうだいぶ経つ。
自分の生計は自分で立てているので、欲しいものはもちろん自分で買えるようになってしまった。
好きなパン屋さんのクロワッサン、高級なスイーツ、推しのグッズ、ハンドメイドのアクセサリー。
最近、価値というものがすごく不安定だと思う。
私にとっては何も考えずに手にしたものでも、誰かにとっては喉から手が出るほど欲しいものかもしれない。
転売ってこういうところから生まれてしまった概念なのかなぁ。
小さい頃の誕生日プレゼントとかサンタさんからのプレゼントって、すごく特別感があったじゃない?
恐らく金額にしたら同じくらいのものを、今は自分で買うようになったけれど。
両親はこれをどんな気持ちで私に贈っていたんだろう。
クリスマスが近づくと、近所のトイザらスに連れていってもらい、そこで目星をつけた欲しいものを手紙に書いて、サンタあてに手紙を出すことが恒例になっていた。
父が仕事に行く途中で出してくれるというので、ウキウキで渡していたなぁ。
いろんなおもちゃがあって、ゲームがあって、きょうだいと相談しながら決めて。
そこで1つに絞って選んだプレゼントは、やっぱり特別だったよなぁ。
自分で買っても嬉しいけど、なんか違う。
もうあの気持ちを味わうことはそう無いだろうけど、思い出すことでほかほかする、そんな気持ち。
色々察したときは大体金額に合わせて組み合わせて頼んでたな〜と思った23:28
【1つだけ】
買ってからもう7年くらい経った一眼レフ。
よく分からないまま、友達に誘われてなんとなく欲しくなって、勢いで買ってしまった初級者向けモデルのAPS-C機。
もっとこう撮りたい、が出てくると思ってなくて、今思うともっといいやつ買っておけばよかったのにと思うけど、買い替えに踏み切れないのはきっと思い出主義な性格のせいだろうね。
人からもらったものとか、お揃いで買ったものとか、イベントで使ったものとか、捨てられないのよ。
絵の具やカラーパウダーでぐちゃぐちゃのTシャツとか、もう絶対着ないのに、飾る訳でもないのに、何故か捨てられない。
相手が大切にしていたらどうしよう。私がぞんざいに扱ったせいで、相手を悲しませたらどうしようと思ってしまう。
様子を見て、手放していいものか考えているうちに、忘れて、いつか出てくるなんてザラで。
お手紙系は特にね、悩むよね。
だから、というにはあまりにも無理やりに感じるかもしれないけど。
写真は大切。
撮っておいて損なんて1個もなくて、その瞬間を切り取って残せるのは本当に素敵な事だなと思う。
だって二度と味わえないかもしれない、記憶の中だけでは色あせてしまうかもしれないことを、画像として残せるのってすごいことだよ。
だから今の相棒はやっぱり手放せないな。
だってこのカメラではこのカメラのこと撮ることできないんだもん。
別ので撮れよとか言うのはナシね〜と言っておく22:55
【大切なもの】
エイプリルフールについた嘘は、その1年本当にはならないと言われている。
企業や有名人がSNSでエンタメとして行っているものは、嘘だとわかるようになっていて、なぜ嘘だとわかるのかというと、"有り得ない"からだと思う。
いやいやそんなコラボ商品ありえないでしょ!という規模でやるから、最初の私の言葉にもまあ納得かなと。
でも小さい嘘は?
実はいいことがあってね…と嘘を始めてしまったら、そのいいこと、1年は本当にならないってことになる。
宝くじに当たったとか、彼氏出来たとか、そういうの。
こんな子どもっぽい迷信を、今でもずっと気にしてしまう。
だから私は、エイプリルフールにはあんまり嘘つかないようにしようと思ってて。
ほんとでも嘘でもどっちでもいいような、そんなしょうもないことだけにしような。
今年は気付いたらエイプリルフールなんて終わってたな〜と思った23:59
【エイプリルフール】
人の楽しんでいる顔が好きだ。
テーマパークでいえば、目をきらきらさせている子どもや、期待でいっぱいの表情、パレードやキャラクターをみて開いたままの口とか。
そんな顔にできる力が私にもあったらなって、ずっと思ってた。
職業:エンターテイナー、みたいな?
でも現実は甘くなくて、世界は広いし人間関係もむつかしいし、みんなという不特定多数の人のことまで考えられるほどの人間ではなかったようで。
なのでせめて、この両手に抱えられる分だけは、わたしの世界だけは、笑顔であれと。
やりたいことができるしあわせな世界であれ、と。
この"誰かのため"が"自分のため"になる性格、本当に生まれ持ってよかったと思う。
願わくば、私のしあわせも、誰かのしあわせに。
抱えるものが多いのは悪くないけど自分のキャパも知っておかなきゃだよな〜といった1:31
【幸せに】
よくしゃべるなぁと思う。自分のこと。
人に楽しんでもらいたいと思って、笑ってもらえるように話を組み替えながら会話を楽しむことが、人よりも上手だと思う。
相手をよく見て、こういうのが面白いかな。これは伝わらないかも。嫌な気持ちにさせてない?
そのうちに、気付かないふりも上手になった。
私が言ったら空気が悪くなるかも…ってこと、ない?
じゃあ知らんぷりしとこって。
自分のこころに対しても、気付かないふり。
気持ちに蓋をして、人と接するようになった。
ほんとはね、伝えたいことがいっぱいあるの。
だいすきも、まだ一緒にいたいも、ずっと仲良くして欲しいも。
素直じゃないとも言うよね。
今日の友人の結婚式だって、羨む気持ちもあったけど、そんなこと言うのは「ちがう」なぁって。
ま、そんなこと考えるよりずっとほっこりした気持ちであっという間に終わっちゃったんだけどね。
だいすきなお友達の素敵な姿見れるだけでこんなに幸せなんだから、生きててよかったな〜!!といった0:56
【何気ないふり】