欲しいものはたくさんある。
社会に出て、月に1回給料日が来るようになってから、もうだいぶ経つ。
自分の生計は自分で立てているので、欲しいものはもちろん自分で買えるようになってしまった。
好きなパン屋さんのクロワッサン、高級なスイーツ、推しのグッズ、ハンドメイドのアクセサリー。
最近、価値というものがすごく不安定だと思う。
私にとっては何も考えずに手にしたものでも、誰かにとっては喉から手が出るほど欲しいものかもしれない。
転売ってこういうところから生まれてしまった概念なのかなぁ。
小さい頃の誕生日プレゼントとかサンタさんからのプレゼントって、すごく特別感があったじゃない?
恐らく金額にしたら同じくらいのものを、今は自分で買うようになったけれど。
両親はこれをどんな気持ちで私に贈っていたんだろう。
クリスマスが近づくと、近所のトイザらスに連れていってもらい、そこで目星をつけた欲しいものを手紙に書いて、サンタあてに手紙を出すことが恒例になっていた。
父が仕事に行く途中で出してくれるというので、ウキウキで渡していたなぁ。
いろんなおもちゃがあって、ゲームがあって、きょうだいと相談しながら決めて。
そこで1つに絞って選んだプレゼントは、やっぱり特別だったよなぁ。
自分で買っても嬉しいけど、なんか違う。
もうあの気持ちを味わうことはそう無いだろうけど、思い出すことでほかほかする、そんな気持ち。
色々察したときは大体金額に合わせて組み合わせて頼んでたな〜と思った23:28
【1つだけ】
4/3/2024, 2:28:06 PM