き。

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10/12/2024, 12:51:01 PM

夕方5時の通学路、重たい荷物を持った君と
少し肌寒い10月の風、頬を撫でる。
道端の木々は、少しずつ色を変えていて
なんだかそれは静かな花火のようだった。
来年の紅葉は、誰と見るのかな、と
君は少し寂しそうな顔をしながら問う。
そんな、来年になってみないとわからないよ、と
答えに困ってしまって、変な返事をしてしまう、
君は目を伏せて、ふふっ、と
もー、笑わないでよ。恥ずかしい、、
そんな会話

11月中旬、交差点の交通事故
ニュースで大きく取り上げられていた。

君のいない通学路は
なんだか苦しくて、辛くって、
そんな、まだ君と、雪を見れていないのに。

10/8/2024, 2:04:58 PM

眠れない夜に、ふとお腹が空くことがある。
そんな時は少しだけ贅沢をして、
チーズを乗せたトーストを
1口、また1口、
深夜、口の中にとろけるチーズを感じながら
ああ、明日も私は働くのだと、
束の間の休息、だがそれも良し
最後の一口を飲み込み、口ゆすいで
布団に潜る。
満たされたお腹の温もりが
布団を通じて全身へ、そして意識が落ちる

10/7/2024, 10:05:55 AM

息切れが酷くて、苦しくて、
それでも、私のせいで、壊したくなくて
精一杯の力を込めたのに
やっぱりだめで、
そのあとは散々で、責め立てられて
そう、私が悪いんだと
誰にも会いたくなくて、親の声すら遠ざけ
静まり返った夜を眺めて
わざと足を滑らせた。




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多忙の為未更新でした。
書ける時に少しずつ更新いたします。
このアプリで初めて字を綴り始めました。
暖かく見守っていただけると幸いです。

10/4/2024, 12:44:00 PM

今も昔も、人数合わせで呼ばれる人は多く
そのうちの一人が現状の私で、
まあまあ大きめの舞踏会に呼ばれたんだけど
私、ブスだし、スタイルも良くない
そうただの人数合わせ。
呼んできた人はとうに、素敵な人と踊っていて
私はと言うと案の定、誰からも声をかけられず
1人静かにワインを嗜んでいた。
ふと肩を触れられ、振り向くと
どこかで見たことのあるような顔が目の前にいた。
"君、来ていたんだね。久しぶりに会えて嬉しいよ"と。
ああ、こいつは、私の二個下の
私がまだ小さい時によく遊んでいた彼だ。
"君がおめかししている所を見れるなんて、光栄だ"
"いきなり消えてしまって、とても悲しかったんだ、"
"また会えた、この縁を無駄にはしたくなくてね。"
"良ければ、今宵はボクと踊ってくれませんか?"
温もりに私はそっと手を重ねた

10/3/2024, 10:08:07 AM

※こちらのお話は二次創作になります。

私には少しだけ前世の記憶というものがある。
沢山の人に慕われて、戦場に出て、指示を出し
皆で帰って、暖かいご飯を食べて、幸せで、
でも、たまに血生臭くって、悲しくて。
ふと、気を緩めてしまった時に、大切な人が砕けて、
跡形もなく散ってしまった。間に合わなかった。
しかし、これはただの夢なのかもしれない。
妄想とか、創造記憶とかの部類かもしれないけど
もし、もしも今、この時代で巡り会えたのなら、
もう一度だけ、貴方の顔が見たい。
貴方に会いたい。

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