夕方5時の通学路、重たい荷物を持った君と
少し肌寒い10月の風、頬を撫でる。
道端の木々は、少しずつ色を変えていて
なんだかそれは静かな花火のようだった。
来年の紅葉は、誰と見るのかな、と
君は少し寂しそうな顔をしながら問う。
そんな、来年になってみないとわからないよ、と
答えに困ってしまって、変な返事をしてしまう、
君は目を伏せて、ふふっ、と
もー、笑わないでよ。恥ずかしい、、
そんな会話
11月中旬、交差点の交通事故
ニュースで大きく取り上げられていた。
君のいない通学路は
なんだか苦しくて、辛くって、
そんな、まだ君と、雪を見れていないのに。
眠れない夜に、ふとお腹が空くことがある。
そんな時は少しだけ贅沢をして、
チーズを乗せたトーストを
1口、また1口、
深夜、口の中にとろけるチーズを感じながら
ああ、明日も私は働くのだと、
束の間の休息、だがそれも良し
最後の一口を飲み込み、口ゆすいで
布団に潜る。
満たされたお腹の温もりが
布団を通じて全身へ、そして意識が落ちる
息切れが酷くて、苦しくて、
それでも、私のせいで、壊したくなくて
精一杯の力を込めたのに
やっぱりだめで、
そのあとは散々で、責め立てられて
そう、私が悪いんだと
誰にも会いたくなくて、親の声すら遠ざけ
静まり返った夜を眺めて
わざと足を滑らせた。
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多忙の為未更新でした。
書ける時に少しずつ更新いたします。
このアプリで初めて字を綴り始めました。
暖かく見守っていただけると幸いです。
今も昔も、人数合わせで呼ばれる人は多く
そのうちの一人が現状の私で、
まあまあ大きめの舞踏会に呼ばれたんだけど
私、ブスだし、スタイルも良くない
そうただの人数合わせ。
呼んできた人はとうに、素敵な人と踊っていて
私はと言うと案の定、誰からも声をかけられず
1人静かにワインを嗜んでいた。
ふと肩を触れられ、振り向くと
どこかで見たことのあるような顔が目の前にいた。
"君、来ていたんだね。久しぶりに会えて嬉しいよ"と。
ああ、こいつは、私の二個下の
私がまだ小さい時によく遊んでいた彼だ。
"君がおめかししている所を見れるなんて、光栄だ"
"いきなり消えてしまって、とても悲しかったんだ、"
"また会えた、この縁を無駄にはしたくなくてね。"
"良ければ、今宵はボクと踊ってくれませんか?"
温もりに私はそっと手を重ねた
※こちらのお話は二次創作になります。
私には少しだけ前世の記憶というものがある。
沢山の人に慕われて、戦場に出て、指示を出し
皆で帰って、暖かいご飯を食べて、幸せで、
でも、たまに血生臭くって、悲しくて。
ふと、気を緩めてしまった時に、大切な人が砕けて、
跡形もなく散ってしまった。間に合わなかった。
しかし、これはただの夢なのかもしれない。
妄想とか、創造記憶とかの部類かもしれないけど
もし、もしも今、この時代で巡り会えたのなら、
もう一度だけ、貴方の顔が見たい。
貴方に会いたい。