き。

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10/2/2024, 12:44:07 PM

私はフォロワー25人という絶望的な数字の絵描き
普段は好きなキャラクターをゆっくり描いて
唯一の相互たちに反応を貰い送りを繰り返している
そんな絵描きのとある日の投稿が
いつの間にか100、1000
ついに万バズを果たしたのだ。
驚きも間に合わぬほどの速度で伸びる数字
そうか、みんな、こういう絵が好きなのか

万バズから数ヶ月
あの日の伸びを超えることはまだできていない
フォロワーは減る一方で
相互とも話さなくなってしまって、
ああ、どうか、どうかもう一度
あの時のような、

10/1/2024, 10:31:49 AM

昨日見た貴方の後ろ姿と、綺麗な黄昏を思い出す
なんだか心がじんわりしてしまって
今日を歩む気力がない。
もっと見ていたかったけど
最近君はボクに怯えているから
控えめに、みまもってるよ。

9/30/2024, 10:38:28 AM

今日の空はいつもより青くて
お日様もなんだか喜ばしいように感じ
まるで君もこのまま僕の前に
来るのではないかと錯覚するほどの
心地の良い日で
まあそれでも、いくら待てども
君は来ないし
きっと明日も
君はいないし
結局のところ
ただ寂しさが増しただけなのかも
君もこの空を
このお日様を
浴びているといいなと
ふと思う

9/29/2024, 10:21:40 AM

はっぴばーすでーとぅーゆー
はっぴばーすでーとぅーゆー

時計の針か深夜2時を回る頃
ボクは1人お皿を見つめる

母親はホストに狂い
父親は呆れて家を出た

ふーっと、あるはずのない蝋燭を消す
暗い部屋に静寂が広がった

12歳の誕生日
誰も生を祝わない

9/28/2024, 10:04:45 AM

手を振った
薄暗くなった放課後の帰り道で

手を振った
まだそう遠くない君の後ろ姿に

手を振った
きっと明日も会えるだろうと

手を振った
ふと君が振り返って

手を振った
またあしたねと

手を振った

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