「距離」
私は、遠距離恋愛をしている。
だが、それももうすぐ終わる。
私が、彼と一緒に暮らす事になったからだ。
私は、物理的な距離で遠いと感じていた。
毎日、ビデオ通話などで会話したり、休日には、二人で、会ったりしていたが、楽しい時間がすぐに、終わってしまう。心はさみしいと感じる事が多かった。
彼との心の距離は、近いと感じる事がよくあるからそれは、すくいだったと新幹線に乗りながら、私はそう思った。
これからは、彼と一緒にいられる、暮らせると思うと、嬉しいと思う私だった。
駅のホームに着き、改札に向かいながら、彼がどこにいるか?と連絡しようと私が思っていると、スマホに通知がきた。
改札口を出たところにいるよとの連絡だった。
私はすぐに了解!とスタンプを押して、返信した。
改札を通って目的の改札口を目指し歩いた。
改札口を出たところに、彼を見つけた。
彼は、私に気づいたようで手を振った。
私は、すぐに彼に駆け寄った。
「やあ!すぐに見つかって良かった」
「うん!」
「じゃあ、行こうか」
彼と私が暮らす家に着いた。
彼が、ドアを開けて閉めた。
私は、部屋に荷物を置き、リビングに向かう。リビングに行くと、彼が椅子に座っていた。そして、私も椅子に座って彼と向き合い、私は言った。
「これから、よろしくお願いします!」
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
お互い挨拶をして、笑い合っていた。
新しい場所で暮らすのは、不安だけれど、
彼と二人で困難にあっても乗り越えていければいいなぁと私は思う。
「泣かないで」
僕は、泣いている君を抱きしめた。
頭をよしよしと撫でながら、僕は、泣かないで、君には笑っていてほしい。僕が、君を笑顔に出来たらいいなと思った。
「冬のはじまり」
冬のはじまりに、僕は寒い中、綺麗な絶景を見たいと思い、見に行った。
そこは、雑誌やSNSで見た時よりも綺麗な絶景だった。
「やはり実際に見たほうが感動するなぁ」
僕は、絶景を見ながら呟いた。
冬のはじまりに、綺麗な絶景を見れて、良き思い出になったと僕は思った。
「終わらせないで」
終わらせないで。
この時間が永遠に続いてほしい。
まだ、普通の日常に戻りたくない。
君と一緒にいる時間がとても楽しいから。
僕は、君と一緒の旅行中にそう思いながら、観光を楽しんでいた。
「愛情」
親からの愛情をたくさんもらった子供の頃。
色々な事があったけれど今となっては、良き思い出になっている。
今では、私が親となり子育てをしている。
子供には、たくさんの愛情をあげたいと私は思っている。
私達、家族が暮らしている家には、庭がある。
私の子供は、最近、庭の花壇の花を眺めるのが日課になっている。
「お母さんー!見て!花が咲いたよ!」
庭の方から子供が私を呼ぶ声がした。
キッチンで食器を洗い終えて、すぐに私は、庭の方に向かった。
私が庭を見ると、子供が目をキラキラと輝かせながら、花壇に咲いた花を見ていた。
「わぁ!咲いたね!」
私は、咲いた花を見て嬉しくなった。
「うん!花がしおれていたから咲かないかもって思っていたけど、咲いたよ!」
「そうだね。きっと、貴方が愛情を持って水やりをしていたから咲いたんだよ」
「愛情か」
子供は言った。
「そう。花が咲くといいなって言いながら、水やりをしていたでしょう?」
私がそう言うと、子供は、
「なんで知っているの?口に出ていたんだね。恥ずかしい」と言いながら顔を赤らめた。
フフッと私は笑った。
「もう!笑わないでよー!」
子供は、そう言って恥ずかしそうにしていた。
愛情にも様々な種類があるとは思うが、子供が花を育てる事で、少しは、愛情を学ぶ事が出来たのかなと私は思う。
私がそう思っていると、庭の花壇を見ながら、子供が何か悩んでいる様子だ。
「お母さん、花が1種類だとさみしいと思うから、花の種類を増やして花壇に植えてもいいかな?」
「いいよ!私も少しさみしいなと思っていたから」
早速、ホームセンターに行き、子供が花壇に植える花を数種類選び、購入した。
帰宅して、子供と私で、庭の花壇に購入した花を植えた。
「花を植えるの、楽しかった!植えた花達、咲くといいなぁ」
花を植え終えて、子供は嬉しそうに言った。
「そうだね!私も楽しかったよ。咲くといいね!」
私は言った。
「うん!」
子供は頷いた。
少し時が経ち、今では、庭の花壇に色とりどりの数種類の花が咲いている。
今日も子供は、庭の花壇の花達を眺めていた。