宮平和実

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「距離」


 私は、遠距離恋愛をしている。
 だが、それももうすぐ終わる。
 私が、彼と一緒に暮らす事になったからだ。
 私は、物理的な距離で遠いと感じていた。
 毎日、ビデオ通話などで会話したり、休日には、二人で、会ったりしていたが、楽しい時間がすぐに、終わってしまう。心はさみしいと感じる事が多かった。
 彼との心の距離は、近いと感じる事がよくあるからそれは、すくいだったと新幹線に乗りながら、私はそう思った。
 これからは、彼と一緒にいられる、暮らせると思うと、嬉しいと思う私だった。
 
 駅のホームに着き、改札に向かいながら、彼がどこにいるか?と連絡しようと私が思っていると、スマホに通知がきた。
 改札口を出たところにいるよとの連絡だった。
 私はすぐに了解!とスタンプを押して、返信した。
 改札を通って目的の改札口を目指し歩いた。
 改札口を出たところに、彼を見つけた。
 彼は、私に気づいたようで手を振った。
 私は、すぐに彼に駆け寄った。
 「やあ!すぐに見つかって良かった」
 「うん!」  
 「じゃあ、行こうか」 
 
 彼と私が暮らす家に着いた。
 彼が、ドアを開けて閉めた。
 私は、部屋に荷物を置き、リビングに向かう。リビングに行くと、彼が椅子に座っていた。そして、私も椅子に座って彼と向き合い、私は言った。
 「これから、よろしくお願いします!」
 「こちらこそ、よろしくお願いします!」
  お互い挨拶をして、笑い合っていた。 
 新しい場所で暮らすのは、不安だけれど、
 彼と二人で困難にあっても乗り越えていければいいなぁと私は思う。

12/1/2024, 2:41:54 PM