「鏡」
鏡に映る自分の顔が好きではない。いつか、自分の顔が好きになるのだろうか?と私は思っていた。
大学の食堂でデザート食べていたら君が、来た。
「やあ!そのケーキ、美味しそうだね」
ケーキを見て、キラキラ目を輝かせて君は言った。
「うん!美味しいよ」
私が言うと、
「私も食べようかな」と君は言った。
少し時間が経ち、君は、私と同じケーキを注文して私の隣に、座った。
「ケーキ、美味しい!」
君は、嬉しそうな顔をしていた。
私はケーキを食べ終わり、その様子を見ていた。
「君の顔、好きだなー。他にも好きなところはあるよ」
私はボソッと言う。
「ありがとう。私は、君の顔が好きだよ。性格とか色々、好きなところはあるけど」
「えっ?私、自分の顔が好きじゃないけど」
「そうなの?童顔で可愛らしい顔だと思うよ」
「本当?君にそういってもらえて少し、嬉しい」
「うん」
君と話していて考え方が変わる事があるんだなと私は思った。
その日、鏡で自分の顔を見た。
君が、言ってくれた事を思い出していた。
少しずつ、ポジティブに自分の顔を好きなるかもしれないと私は思った。
「いつまでも捨てられないもの」
いつまでも捨てられないものは、好きなキャラクターのぬいぐるみと友達からもらったお土産。
大切な物だから、いつまでも捨てられない。
これからも大切にするだろうなと私は自室のぬいぐるみとお土産を眺めて思う。
「誇らしさ」
大学のゼミで「誇らしさについて」という題でレポートを提出という課題が出た。
自習室で頭を抱えて、私は悩んでいた。
「誇らしさねぇ…ないなぁ」
私は呟いた。
「あるよ!君が誇らしさを持てる事!」
隣で勉強していた君が、私の独り言を聞いて言った。
「えっ?」
私は首を傾げた。
「君がこの前、イラストのコンクールで賞を取った事」
君は私の目をじっーと見つめて言った。
「ああ!日々の課題や色々な事があって忙しくしていたから、忘れていたよ」
私は思い出しながら、言った。
「いやいや、忘れないで」
君は、呆れたように言った。
「僕は、そんな君の彼氏で、誇らしく思うよ!」
深呼吸し、君は誇らしげに言った。
「誇らしいと感じる事は、もっとたくさんあるんだけどね。今度、伝えるよ」
ボソッと君は言った。
私は赤面した。
「ありがとう。これでゼミの課題が出来そうだよ!」
私は君の言葉を聞いて、とても嬉しくなった。
「いえいえ!」
二人共、笑顔になって笑い合っていた。
君が、私の事をそんな風に思っていた事を今回知れて良かったと思った。
私は、君の事をこころ優しい、かっこいいところが誇らしく、君の彼女で良かったと思う事を今度、話したらどんな表情を君はするだろう?と想像して、心が、躍る。
そんな事を考えつつ、私はレポート作成を進めた。
「夜の海」
夜の海。
夜の海は、静かだ。
最近、日々の様々な事で落ち込む事が多く続き、気分転換に夜の海を見ようと来た。
夜だから、暗いし、少し恐怖を感じるけれど、夜の海が好きだなぁと私は思う。
海を見ていたら、気分が少し落ち着いてきた。
また頑張ろうかなと私は思った。
「自転車に乗って」
今日は空が晴れている。
天気予報は一日中、晴れの予報のようだ。
自転車に乗って、どこに行こうか?と僕は考えた。
考えているとワクワクしてくる。
ずっと行きたかったあの場所に行こう!と思い、僕は自転車に乗った。