宮平和実

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6/11/2024, 11:32:36 AM

「街」

 僕の故郷の街には、一つのルールがある。
 それは、「広い世界を知るために、一度は街を出て、そしてまたこの街に戻って来る事」だ。
 街を出る時、僕はすごく寂しかった。この街には心優しい人達が、たくさんいて、毎日が楽しかったから。
 街を出た後は都会で暮らし、仕事をし、多くの人と出会い、様々な出来事を経験した。広い世界を知る事が出来たと思う。
 
 僕は今日、故郷の街へ家族を連れて戻ってきた。
「懐かしいな」
 街の風景を見た時に、僕は呟いていた。
 僕は、街の風景が好きだった事を思い出した。
 この街での新しい生活が今から始まるんだ。と僕は思った。


 

6/10/2024, 12:31:40 PM

「やりたいこと」

「私のやりたいことか」
自室で独り言を呟く。
 学校でやりたいことについて作文を書くという課題が出た。
 「やりたいこと。あっ!」
 やりたいことについて考えているうちに、昔、友達と語り合った夢の話を思い出した。
 やりたいことなんてないだろうなと思っていたけれど、私は、やりたいことがあったんだ。なんで忘れていたんだろうと私は思った。
「イラストで賞を取る事」と作文に書いて提出した。
 時間はかかるかもしれないが、今からでもやってみようと思う。

6/9/2024, 11:14:16 AM

「朝日の温もり」

「温かいな」
 私は朝日の温もりで目を覚ました。
久しぶりによく寝た。
 また一日が始まる。とそう思い、自室を出た。

6/8/2024, 12:20:54 PM

「岐路」

 僕は、人生の岐路に立っている。
 どの道が正しいのか分からないけど、自分が選んだ道を進んでいこうと思う。

6/7/2024, 2:22:36 PM

「世界の終わりに君と」

 SNSやテレビなどで「世界が終わる。そして世界が終わる時には世界中に鐘の音が鳴り響く」という情報が流れた。

「嘘だろ?」
 僕は、冗談だと思った。
 家の廊下を急いで走っている音がする。
 ドアが開いて、君が部屋の中に入った。
「ねぇ!君も見た?世界が終わるっていう情報!」
君が言った。
「うん。見たけど。冗談だろ?」
「それが、冗談じゃないみたいで」
「まじで?」
「うん」
「じゃあ、世界の終わりに君は何をしたい?」
「私は、君と世界一綺麗な景色を見たい!」
「じゃあ行こうか」
 僕がそう言うと、君は嬉しそうに頷いた。

 世界の終わりに君と世界一綺麗な景色を観に来た。
「きれいだね」
「うん」
 僕たちは、綺麗な景色をただ見ていた。
「僕は、世界の終わりに君と、綺麗な景色を見れて良かった」
「うん。私も良かったよ」
  
 僕たちは帰宅し、美味しいものを食べたり、二人でゆったりと過ごした。
 僕たちは、最後まで一緒にいた。
「僕は、最後の時まで君と一緒にいれて良かった」
 僕が呟いた。
「私も君と一緒にいれて良かった」
 二人、笑い合っていた。
 世界が終わる時を知らせる鐘が世界に鳴り響いた。
 僕たちは、手を繋いで、目を閉じた。

 そして、何もかも無くなった。


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