宮平和実

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5/17/2024, 3:52:12 PM

「真夜中」

 私の両親が海外に赴任する事になり、大学1年生の私が日本で1人でなる事を心配した心配性な両親が、幼なじみの家族に頼んで今は、大学2年生の彼と暮らしている。
「眠れないなぁ」とつぶやく。
ベッドには入ったが、目が冴えている。思い切って起きてお茶でも飲もうか。と思い、起き上がった。
私は自室を出た。
 リビングの部屋の電気が付いている。24時を過ぎて彼は寝ているはずなのに、誰がいる。
ドアを開けた。
「やぁ、寝れないの?」
「びっくりした!」
パジャマ姿の彼がいて、お茶を飲んでいた。
「幽霊とかでも思った?」笑いながら彼は言う。
私はうなづいた。
「君も寝れないの?」彼に聞く。
「うん」
「私もお茶飲みたいな」とキッチンにいる彼に駆け寄る。
彼は、お茶を淹れてくれた。
「お茶、美味しい」
「それは良かった。新発売していて、君が好きそうだなぁって思って買ってみたよ」
「ありがとう」
「いえいえ」
「外を見ると、月が綺麗だよ」と彼が言う。
「ほんと?そういえば最近月をみていないなぁ」
私は窓を開けて、彼と二人でベランダに出た。
「ホントだ!月が綺麗だね」
「そうだろう?」
彼は、笑っていた。
真夜中に空に浮かぶ月は綺麗だった。
私は隣にいる彼に今なら言えると思った。
私は深呼吸をして言った。
「私、あなたの事が好き」
「うん、ありがとう。俺も君の事が好きだよ」
私達は、その日、恋人同士になった。
 もしかしたら、真夜中の月は不思議な力があるかもしれないと私は思った。


5/16/2024, 12:20:34 PM

「愛があれば何でもできる?」

 休日の昼間、恋人と二人で過ごしている。僕達は、ソファに座って寛いでいる。
僕の中に一つの疑問が浮かんだ。そこで恋人の彼女に聞いてみる事にした。
「あのさ、ふと思ったんだけど、君は愛があれば何でもできる?と思うかな?」
彼女は首を傾げながら質問に答えた。
「うーん。何でもか。それはできないと思う。でも、愛があれば困難な事を二人で乗り越えていけると思うよ」
「そっか」
「うん」
「僕は、君と一緒に困難な事を乗り越えていきたいな」
「私もそうだよ。お互いに支えあって一緒に乗り越えていきたい」
彼女はニコッと笑った。
 これから、困難な事が起きても彼女とならば、支えあって乗り越えていけるだろうと僕は思った。


5/15/2024, 1:21:53 PM

「後悔」

 私は、大学生。大学の今日の授業のグループワークの授業でお題に対して意見交換をするという内容だった。グループの人と意見が対立してしまった。私は相手の考えを尊重しつつ、自分の考えを述べた。相手は私の考えが気に入らなかったようだった。グループ内の雰囲気が悪くなってしまった。
 今は、グループワークの授業が終わり、ベンチに座り、休憩している。
「ああ。なんで、こうなってしまったんだろう」
気が付くと、ため息が出る。
落ち込んでいる私の頬をヒヤリと冷たいものが当たった。
「わぁ!冷たっ!」
「はい。これ、コーヒー缶。あげるよ」
写真サークルでよく一緒にいる、仲良しの先輩だった。
「先輩!ありがとうございます」
「隣に座ってもいいかな?」
「どうそ」
先輩は私の隣に座った。
「また落ち込んで後悔しているんだね」
「ええ」
「今回は何があったの?」
「グループワークの授業でグループ内の雰囲気が悪くなってしまって」
先輩は、私の話を親身に聞いていた。
「グループワークねぇ。私も苦手だなぁ」
「先輩もですか?」
「うん」
「人間関係は難しいね。私は、君は人を傷つけないように話しているのは知っているよ」
「ありがとうございます。話す時は相手を傷つけないように気を付けているんですが、なかなか難しいですね」
「うん。そうだね。色んな人がいるからね。色んな人と話して、経験する事が一番かな。楽しいと感じる事も後悔する事や落ち込む事もあるとは思う。まぁ、これは、私にもいえる事なんだけどね」
「アドバイスありがとうございます」
「いえいえ。なんだか当たり前の事を言っている、薄っぺらいアドバイスになっちゃって、参考にはならないかもだけど」
「そんな事はないですよ。話を聞いてくれてありがとうございます。心が、軽くなりました」
私は頭を下げた。
「それは良かった!私で良ければ、話を聞くよ」
「ありがとうございます」
「うん。いつも思うけど、君は真面目だなぁ」
「そうですか?」
「うん」
「あっ、私もうすぐ授業の時間だったんだ!」
先輩は立ち上がった。
「それじゃあ、また、サークルで会おうね!」
先輩は、私に手を振った。
「はい!」
私も手を振った。
 私は、先輩に今回の出来事を話した事で、これからも人間関係で悩むと思うけれど、前向きに考えて色んな人と、話して経験したいと思った。


5/14/2024, 10:48:26 AM

「風に身を任せ」

 風に身を任せ、歩く。いつもは見えない景色が見えると楽しい。風に身を任せるのは悪くないかもしれないと私は思う。

5/13/2024, 11:14:27 PM

「失われた時間」

 失われた時間は、戻らない。後悔してももう遅い。
 だから、前を向いて後悔した事を胸に抱いて、未来へいくんだ。

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