「誰よりもずっと」
部屋が真っ暗だ。
彼女は帰宅していないのかな。と思い、ドアを開けた。
「ただいま」
部屋の明かりをつけると、彼女がいた。
彼女は椅子に座って泣いていた。
部屋に彼女の泣いている声が響く。
「どうしたの?」
泣いている彼女に声を掛けた。
「おかえり。少し仕事でうまくいかない事があって」
「そっか」と言い、彼女の隣に座る。
「はいこれ。君の好きな紅茶だよ」
「私の好きな味だ!ありがとう」
彼女の表情が明るくなった。紅茶を一口飲んだ。
「少し落ち着いた」
「うん」
彼女の仕事の悩みを聞いた。
彼女にアドバイスをしたあとに、
「君が頑張っている事、誰よりもずっと知ってるよ。君がいつも頑張っているから自分も頑張ろうって思えるよ。誰よりもずっと君の事、愛してる」
と言った。
「ありがとう。元気出た。私も誰よりもずっと君の事を愛してる」と、彼女が言った。
二人共、照れていた。
「仕事、無理せず頑張るよ」
「うん。」
「紅茶も話を聞いてくれてありがとう」
「どういたしまして」
後日、仕事がうまくいったと彼女が笑顔で話してくれた。
「これからもずっと」
最近、忙しくて恋人に会えていなかった。
今日は、久しぶりに会えるから嬉しい気持ちになる。ベンチに座り、色々な話をした。
「これからもずっと君の隣にいたい」
突然、君は言った。
「私もこれからもずっと君の隣にいたいよ」
「二人共、同じ事を思ってたね!」
私が言うと君は、嬉しそうに笑った。
「沈む夕日」
「君と夕日を見たかったのに、夕日が沈みはじめてる」
私はしょんぼりして言った。
「でも、沈む夕日でも綺麗だよ」
君は言った。
「そうだね。次は綺麗な夕日を君と見たいな」
私がそう言うと、君は頷いた。
沈む夕日を見ると、夜がくると思う。
夜は怖いと感じる事が多くて嫌だったけれど、君と一緒にいるから、夜も怖くなくなった。
私は沈む夕日を見ながら、君と手を繋いで、そう思った。
「君の目を見つめると」
幼なじみの彼の瞳は青色だ。
「綺麗な瞳」と独り言をつぶやく。
彼に聞かれていた。
私は、恥ずかしくなって下を向いてしまった。
「君は、いつも僕の瞳を褒めてくれるね」
彼は、ニコッと笑った。
「だって本当に綺麗な瞳だと思うから」と私は言った。
君の目を見つめると、顔が熱くなる。
私は、彼に恋をしていると自覚した。
「星空の下で」
「天体観測に行こう!」
突然、チラシを見せながら彼女は、言った。
「最近、どこか二人で行っていないから、行こうか」
すると、彼女は「やったー!」と喜んだ。
当日になった。天気は晴れていて、星がきれいに見える。
「星空、綺麗だね!」
彼女は、星空を見ながら言った。
「うん」
星空の下で見た彼女の横顔は、星空よりも綺麗だった。僕は、彼女の横顔に見とれていた。
「あっ!流れ星」と指を指しながら彼女が言った。
すぐに、願い事を二人共、流れ星に願う。
「願い事、叶うといいな」
「そうだね」
「今日は、綺麗な星空と流れ星も見れて良かった!ラッキーだったね!」と彼女が言った。
「うん!」
嬉しそうに言う彼女を見ていると、僕まで嬉しい気持ちになる。
今日は、いい思い出になった。彼女と見た星空と流れ星、彼女の横顔を僕は忘れないだろう。