なるようになる
というよりも
なるようにしかならない
今が幸せでも、一寸先は闇かもしれない。
今の地獄は、奥深く達観できた私にしてくれるもの。
色即是空 空即是色っていうじゃない。
ふわりふわりと流れよう。
私自身が常に風となる。
目を閉じて
すうっとゆっくり息を吸って
大好きな空の中へ自分を入れて
ゆっくりゆっくり生きよう。
ガチガチの現世が幻。
自分丸ごと小さなものたちは
ただただぼんやり眺めてればいいよ。
大丈夫だよ。
最初っから時間なんて実在なんてしていない。
あれは人間の頭だけが
勝手に作り出したものだ。
だから。
嬉しかった事で
自分を幸せにしてあげればいい。
しんどかった事は
「だから今がある」
と糧にすればいい。
寂しかった事は
その分自分に優しくしたり
子供たちと緑の中で
楽しく過ごすぞと思う材料にして行ったらいい。
悲しかった事は、
いつかきっと世界を美しく見せてくれるから。
その時まで静かに暮らしてみたらいい。
時間など、全てこの一瞬で過ぎ去って消えていくもの。
だから大丈夫。
今は希望だけで生きよう。
高校2年の合唱部で唄った
松任谷由美の『卒業写真』の歌詞の中身が、
当時は分からなかった。
日々は地味で毎分毎秒の積み重ねってだけなのに、
私はあの歌詞の意味が実感できるようになっている。
あの小さな田舎の町で暮らしたのは
たった18年しかない。
なのにその後の32年過ごしている東京よりも
長く感じるのは何故だろう。
部活も習い事も一生懸命頑張った。
辛い時間も多かったのに。
楽しいことばかりが脳裏に浮かぶのは何故だろう。
苦労の時間も全部良かったって思えるのはどうしてなのかな。
『卒業写真』の意味はわかるようになってしまったけれど、
私の心はあの頃のままだ。
ちっとも大人になんかなってはいない。
だったらどこまでも子供のままで在りたい。
真っ直ぐに謙虚にわがままに。
素直で自分に優しい生き物として。
生まれる時
産む時
そして多分…
あの世へ還る時
生き物として
本氣で心底生涯愛を叫んだことになるのは、
その3回じゃないのかな。
あとは大体、忘れるよね。
だめだ。ビジュアルが好きになれない。
あっちだって私のことなどどうでもいいでしょ。
だからそれでいいの。
バンガローの中で粉を噴きながら飛び回ってた蛾と同じに感じちゃうんだ。
それ以来だと思う。だめだ。
でも綺麗って言われるよね。
イワサキチヒロの絵なんかに出て来そう。
パステルカラーの世界がよく似合うとは思うよ。
この世での時間は逢引きに使うんでしょ。
それだけであの世へ還っちゃう。
それだけで満足。というか
それしか知らないんだな。
要らない思考が、私にはあり過ぎる。
人間ってほんとくだらない。
感覚だけで蝶は100000000年も生命をつなげてる。
余計な脳がないのに。
ガンとかアレルギーとか
なんだか機械化した状態が増えたなあって思う。
感覚じゃない頭でものを考えた結果がこれかーって。
大事にするとこ、違うんじゃない?
そろそろ氣付いても良さそうなもんだけど。
ひらひらしてるモンシロチョウと一緒の世界へ、
身体ひとつで入ってみませんか?
逢引きだけに生きるところは…
ちょっと私には向かないけどね。