ゆーがめ 普通イカの高校生

Open App
5/16/2024, 12:32:00 PM

『愛があればなんでもできる?』

愛があればなんでもできるか?
──否。
逆に、お金があればなんでもできるか?
──否。

ひとりひとりが望む、幸せ。
それは恋で始まり、愛で終わる。
それは愛で始まり、死で終わる。

愛でお金は手に入らない。
また然り、お金で愛は手に入らない。

愛を語るのは自由だ。
自由で得られるのも、愛だ。

愛は、愛となり
愛は死となる。

5/16/2024, 9:28:05 AM

『後悔』

あの日のことを、いつまでも、いつまでも、
覚えている。
それも、ものすごく、鮮明に。
何度も、何度も、その映像が脳内で再生される。
何度も、何度も、その声が脳内で再生される。

僕には姉がいた。
僕は当時、反抗期で姉ちゃんとはあまり一緒にいたくなかった。
優しくしてくれる姉ちゃんと話すのが、なんとなく恥ずかしかった。
とある日、僕と姉ちゃんは母さんから買い物を頼まれた。
なんとなく、嫌だったけど、一緒に行くことにした。
普通に買い物をして、なんだか幼い頃に戻ったみたいだった。
でも、その帰り、事件は起きた。
誰かに、後をつけられている気がした。
そう横を見た瞬間、

姉ちゃんが、刺されて、倒れた。

その胸には刃渡り15cmくらいの、包丁が突き刺さされた。
そのすぐ横には、走る男の姿が見えた。
僕は、怖くて逃げようとした、その時

「たす…けて」

姉の、かすれた声が聞こえた。
でも、僕は逃げ出してしまった。
急いで家に戻り、母に起きたことをすべて話した。
───もう、手遅れだった。
だから僕は、
今日のことを、いつまでも、いつまでも、
覚えている。
それも、ものすごく、鮮明に。
何度も、何度も、その映像が脳内で再生される。
何度も、何度も、その声が脳内で再生される。
たすけて、と。
姉は僕に助けを求めた。
それでも僕は逃げ出した。
後悔。
人生最大の、後悔をしている。
僕がもしあのとき、助けられていたのならば、姉は助かっていたのかもしれない。
姉ちゃんは、今も生きていたかもしれない。

後悔。
後悔。

5/13/2024, 2:08:15 PM

『失われた時間』

毎日、時間は止まらず過ぎてゆく。
今でも、これを書いてる私だって、
これを読んでいる貴方だって、
1秒ずつ、時間は進んでいく。

2024/05/13 23:08:12
もうこの時間は一生来ない。
今生きているこの一秒は、
いくら生きても、再び訪れることはない。

だからこそ、「今」を大切に
だからこそ、時間を失わないように。
今、この時間は、人生でたった一度きり。
今まで人生で消費してきた時間のすべてが、今となっては、失われた時間 となる。

時間は、待ってくれない。
失わないようにするなんて、できない。
でも、大切にすることならできる。
1秒も、無駄にしないように
その1秒は、
自分の人生の16億分の1。



5/12/2024, 2:23:55 PM

『子供のままで』

ずっと、守られていたい。
ずっと、愛されていたい。
ずっと、このままでいたい。

毎日、幸せでいたい。
毎日、楽しくいたい。
毎日、笑っていたい。

そんな願望が、際限なく溢れだす。

子供じゃなくなってから、はや数十年。
静かな部屋で ひとり目を閉じ、考える。

子供のころは、早く大人になりたかった。
でもいまは、子供のころに戻りたい。
そして、ずっと、子供のままでいたい。

───だから、そう思ってしまうから、
私の心はいつまでも、子供のままなんだ。

5/11/2024, 1:22:08 PM

『愛を叫ぶ。』

1年前、私は彼に告白された。
特に恋愛感情はなかったけど、付き合ってみることにした。
でも、だんだん付き合っていくうちに、彼の良さや普段見れない一面が見れて、嬉しかった。
私しか知らない、彼の細かい部分。
それを知っているということで優越感があった。

付き合ってから少し経つと、彼がモテていたことを知った。
もう少し経つと、彼の恋愛経験がないことを知った。
だいぶ経つと、彼の優しい内面が見えてきた。
その後しばらくして気づいた。私は彼に恋愛感情を持つようになった。
ちゃんと、両想いで付き合えるようになった。

それなのに、こんなことを告げられた。
──ごめん。急なんだけど、来週から親の事情で海外に引っ越すことになって…、なかなか会えなくなると思う。ほんと、ごめん。

なんで今なんだろう。せっかく、ちゃんと好きになれたのに。
生憎、運が悪かった。
彼の出発当日、他に誰もいない地元の駅で彼を見送ることになった。
寂しさと悔しさで涙が出そうになるのを必死に堪える。
そして、列車は発車する。

私は、お別れの言葉より先に
愛してる 誰よりも、愛してる ───
そう叫んだ。全力で。
少しずつ速くなる電車をできる限り追いかけながら愛してると叫ぶ。
耐えきれず、私の視界はぼやけていたため、彼の顔はよく見えなかった。
けど、きっと笑っていた。

─────────────
今でも、時々彼のことを思い出す。
不慮の事故で帰らぬ人となってしまった、
彼のことを。
今でも、時々彼の名とともに こう心の中で叫ぶ。
愛してる、と
全力で。


Next