すぴか

Open App
1/26/2026, 8:21:12 AM

安心している時、不安を欲する
不安な時、安心を欲する
そのどちらかである

あなたの言葉は即効性で、私を安心させる
あなたの言葉は遅効性で、私を不安にする
安酒のようなあなたの言葉に
わたしは酔いしれる

安心は痛みを伴わない出血のように
私を傷つける
流れ出た血液が皮膚を伝い
私を暖める

不安は依存性のある薬のように
私を蝕む
絶えず揺れ動く視界の中で
私を祝福する

私は部屋で一人、あなたの言葉を反芻する
使っていないノートが目に入り、白紙のページを開く
0.3のボールペンを握り
それらを書き殴った

安心と不安

1/25/2026, 8:22:07 AM

常に私の背後に太陽があればいい
それなら、誰も私の顔を見ることができないだろう
いっそ太陽を直視して失明してしまえ
その方が君をちゃんと愛せる気がするから

逆光

1/24/2026, 2:29:28 AM

金槌を右手に持っていた
それは父の血でぬらぬらと光っている
私のベッドには父の亡骸が眠っている
おそらく私が殺したんだろう

父のこめかみには打撲痕があり
そこから絶えず血が流れている
ベッドが汚れてしまったな、と
私は他人事のように考えていた

ふと視線を感じ振り向く
ドアの隙間から、父が覗いていた
私が殺した父が、私を覗いている
責め立てるような、告発するような目


目が覚めた
びっしょりと汗をかいていて不快だった
時計を見てようやく
先程までの映像は夢だったと自覚する

悪夢と呼ぶに相応しい夢だった
父に見られた時の焦燥を今も覚えている
だが、どうしてか。こんな悪夢を見るたびに
どうしようもなく、私は生を実感するのだ

こんな夢を見た

1/22/2026, 2:43:06 PM

頭のいい誰かがタイムマシーンを発明したとして
過去や未来に行くのってすごくエネルギーが必要なんじゃないだろうか
相対性理論とかよくわかんないけど
すごく大変そう

もしかするとタイムマシーンの形は
みんなが想像するような乗り物ではないのかもしれない
高層ビルとかタワーとか、むしろ建物なんじゃないかな
そうだとすれば、過去や未来にどでかい建物が急に現れるのかな

なんかおもしろい

タイムマシーン

1/22/2026, 1:30:15 AM

黄ばんだ月が私たちを覗いています
カーテンを閉めれば何も入ってこない
月明かりも社会の喧騒も
何もない

外界から遮断された狭隘な部屋を
常夜灯の橙色だけが照らしています
互いに触れ合うこともなく
ただそこにいるだけでした

部屋が夜で飽和している
結合と分解を繰り返し
私たちはただ目を合わせた

「どこにも行きたくないね」

「そうだね」

明日は天気がいいらしい


特別な夜

Next