金槌を右手に持っていた
それは父の血でぬらぬらと光っている
私のベッドには父の亡骸が眠っている
おそらく私が殺したんだろう
父のこめかみには打撲痕があり
そこから絶えず血が流れている
ベッドが汚れてしまったな、と
私は他人事のように考えていた
ふと視線を感じ振り向く
ドアの隙間から、父が覗いていた
私が殺した父が、私を覗いている
責め立てるような、告発するような目
目が覚めた
びっしょりと汗をかいていて不快だった
時計を見てようやく
先程までの映像は夢だったと自覚する
悪夢と呼ぶに相応しい夢だった
父に見られた時の焦燥を今も覚えている
だが、どうしてか。こんな悪夢を見るたびに
どうしようもなく、私は生を実感するのだ
こんな夢を見た
1/24/2026, 2:29:28 AM