すぴか

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1/24/2026, 2:29:28 AM

金槌を右手に持っていた
それは父の血でぬらぬらと光っている
私のベッドには父の亡骸が眠っている
おそらく私が殺したんだろう

父のこめかみには打撲痕があり
そこから絶えず血が流れている
ベッドが汚れてしまったな、と
私は他人事のように考えていた

ふと視線を感じ振り向く
ドアの隙間から、父が覗いていた
私が殺した父が、私を覗いている
責め立てるような、告発するような目


目が覚めた
びっしょりと汗をかいていて不快だった
時計を見てようやく
先程までの映像は夢だったと自覚する

悪夢と呼ぶに相応しい夢だった
父に見られた時の焦燥を今も覚えている
だが、どうしてか。こんな悪夢を見るたびに
どうしようもなく、私は生を実感するのだ

こんな夢を見た

1/22/2026, 2:43:06 PM

頭のいい誰かがタイムマシーンを発明したとして
過去や未来に行くのってすごくエネルギーが必要なんじゃないだろうか
相対性理論とかよくわかんないけど
すごく大変そう

もしかするとタイムマシーンの形は
みんなが想像するような乗り物ではないのかもしれない
高層ビルとかタワーとか、むしろ建物なんじゃないかな
そうだとすれば、過去や未来にどでかい建物が急に現れるのかな

なんかおもしろい

タイムマシーン

1/22/2026, 1:30:15 AM

黄ばんだ月が私たちを覗いています
カーテンを閉めれば何も入ってこない
月明かりも社会の喧騒も
何もない

外界から遮断された狭隘な部屋を
常夜灯の橙色だけが照らしています
互いに触れ合うこともなく
ただそこにいるだけでした

部屋が夜で飽和している
結合と分解を繰り返し
私たちはただ目を合わせた

「どこにも行きたくないね」

「そうだね」

明日は天気がいいらしい


特別な夜

1/21/2026, 2:45:24 AM

言葉よりも深い潮騒の旋律が
私の脳神経をフィルタリングしました
砂浜にある様々な漂着物は
そのすべてが私を祝福しているようでした
朝だというのに騒々しい白波
錆びた道路標識の軋む音
私の世界を奏でます

スニーカーを海に浸すと
冷感が身体を這い上るようでした
「冬の海はやっぱり冷たいんだな」
なんて他人事に考える私がそこにいました
腰が浸かるあたりまで進んで漸く後悔し始めて
曇り空を見上げました
あなたを思い出してしまいました

振り返っても
何もありませんでした
天国も、鉄塔も、人々も、あなたも
それでも思い出してしまうから
忘れてしまいたいから
あなたから最も遠い場所へ
海の底へと向かうのです

海の底

1/20/2026, 9:06:29 AM

揮発性の私が空間に溶ける
散らかった立方体を私で満たす
それは際限なく
私が世界を満たす
それでも君はいない

死が世界の外にあるならば
君は外側から世界を覗いているのだろうか
私を見ているのだろうか
薄明光線のように
私の世界を照らす

ただ君に会いたくて、今日も鉄塔に登る

君に会いたくて

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