音楽は、一瞬にして想い出や感情も一緒に連れてくる
どんなに時がたっても
“あの頃”にタイムスリップしてしまう
君の奏でる音楽が
私の人生に彩りを添えてくれた
この先も どこまでも
君の奏でる音と共に
132:君の奏でる音楽
なぜか麦わら帽子を被りたがらなかった子供の頃
りぼんがついてとても可愛らしかったのに。
祖父が何か作業するときに好んで被っていたから、
そのイメージが強かったのかな
今にして思えば、
ツバで日差しを遮り、通気性がよくてとてもいいのにね。
大人の言うことはある程度聞いておくもんだ。
街中で麦わら帽子をみると、決まってそんな事を思い出している。
131:麦わら帽子
物事の終わりと気持ちの向かう先が
必ずしも同じとは限らない
気持ちの上で区切りがついたとき、
本当の意味で“終点”を迎えるんだと思う
あの人の中では終わったことも
誰かの中ではただ中のこと
人や物事と向き合うとき、
そういう想像力は持っておきたいと思う。
130:終点
上手くいかなくたっていいってこともないけど
上手くいかなくたっていいやって
開き直るくらいの気持ちでいる方が
案外上手くいくことの方が多いかも。
たとえ 上手くいかなかったとしても
すべて無駄になるわけじゃない
学びか 気付きか 自分に対する新しい発見か
何とはわからないけど、絶対に得るものがあるよ。
129:上手くいかなくたっていい
一人っ子に憧れた幼少期
「まだ新しいでしょ?」とお下がりの文具を持たされ、
姉が乗らなくなった自転車を乗り回す。
姉二人にチャンネル権を明け渡し、
『りぼん』と『別冊マーガレット』(注:少女向け雑誌)は
二人が読み終わってから。
ときどき、こっそりと
妹に対して 姉の特権を発動させてみるものの
あっさり告げ口をされては
「お姉ちゃんなんだから」と親につっこまれ。
一人っ子の苦労や寂しさなんてものを
まるで知らなかったから、
“なんでも新品、部屋は一人部屋、自分で選ぶ楽しみに溢れてる”
そんな 蝶よ花よの一人っ子 という存在に
憧れを募らせていた。
無い物ねだりとはいうけれど、
やっぱり 一度は 味わってみたかったかな
128:蝶よ花よ