目覚めとともにカーテンを開けて
朝日を浴びて体に活を入れる。
というのは、あくまで理想。
現実は、布団の中で何度か寝返りをうちながら
少しずつ、意識がハッキリしてくるのを待っている。
体にまとう布団の気持ちよさと
うっすら差し込む朝日の二つの温もりが
再び私を眠りの世界へと誘惑する。
もう少しだけ、このままで。
私は今日も誘惑に勝てない。
68:朝日の温もり
人生は岐路の連続
数々の選択を経て、ここにいる。
違う選択をしていたらと、考えないこともないが
どの道を選んだとしても、結局は自分次第
その後の動き方が大切になってくるから、
何かを選ぶ時点では、アレコレと頭を悩ませるよりも
直感めいたものにまかせてみてもいいかもしれない。
これからの人生は、できるだけ軽やかな足どりで。
67:岐路
現実的なことを言うと
世界の終わりを共に過ごしたい素敵な誰かは
今は思いつかないから
私は 母と 年甲斐もなく大切にしているぬいぐるみと
他愛もない会話をして 普段どおりに過ごしたいな
年齢からいって 母を先に見送ることになるはずで
でも その時のことを考えると
自分がどうなってしまうのかと恐ろしくなる
だから、同時に終わりを迎えるのなら
こんなにありがたいことはない
世界の終わりも喜んで受け入れよう
66:世界の終わりに君と
最悪と思える出来事があったとしたら
それ以上悪いことは起きないってこと
こうして今もなんとかいるわけで
なんとかなってきたからここにいる
そう楽観的に構えておくのも悪くないし
最悪を想定している方がいいときもあるから
その時々で、柔軟な対処ができればいいんだけどね
もちろん、そんな事態ないほうがいいんですが
65:最悪
これだけ長い間生きていれば、
誰にも言えない秘密の一つや二つ、三つ
あるでしょう。
言えないというか言わないというか。
隠し事ということでもない、この微妙なニュアンス
64:誰にも言えない秘密