みかん
夫は、みかんよりもリンゴが好きだという。私は、リンゴも好きだけど、食卓にカゴに入れたみかんを置いて、気が向くと食べるのが好き。1日に5個以上食べる。酸味が少しあるのがおいしい。
さて、夫は基本、何でも食べるし嫌いなものがない。そんな人が、なぜみかんよりもリンゴが好きと明言するのかと聞いたら、その答えに呆れた。
曰く「リンゴは剥いて出てくるからすぐ食べられる。みかんは剥かなきゃならない」
つまり、リンゴは私が剥いて出すから芯を取って食べやすい大きさに切ってある。みかんは自分で外側の皮を剥くのが面倒だという。
あー甘やかしすぎた!
冬休み
冬休みは、子どもたちが家にいるので三食出さなければならないし、喧嘩したり散らかしたりとたいへんです。どこか楽しいところに連れて行ってと騒がれるし、帰省するならするで切符を家族分手配したり実家に連絡したりと大忙し。夏休みよりもずっと短いし寒いし混むし、動きたくない時期です。
そんな中で、私にとってはクリスマスからお正月へと10日以上、怒涛の食べ過ぎ期です。
クリスマスにケーキやチキン、年末に天ぷらそば、お正月はお餅!お餅は、切り餅一つがご飯1膳と同じらしいけど、つい3つも4つも食べてしまいます。
かくして、冬休みが終わると親の私の方が、体重が3キロは増えています。
子どもたちが居なければ、年末年始の行事を省けるので、親の立場からすると、あーもぉ冬休みなんて要らない、毎日学校に行って!という気持ちです。
手ぶくろ
いつもの習慣で、リビングに行くと「おはよう」と言ってしまうが、妻はもう居ない。ある冬の朝、キッチンで倒れていてそれっきりだった。当時は、その事実を受け入れられず、葬儀は長男が仕切り、私はただやり過ごした。
1年経って、春も夏も秋も妻が居ないことを実感し、やっと受け入れられたと思っている。
妻の分まで長生きしようと、健康のために毎日散歩をしている。齢(よわい)80、まだまだ頑張るつもりだ。天気予報で気温がマイナスになっていたので、コートを出して着た。幸い、近くに大きな公園があるので、そこまで行って一周するとちょうど良い。小さな子どもが遊ぶ様子とか、釣りをしている様子とか、寒いのにランニングと短パン姿で次々とランナーが行く様子とか、楽しく眺めながら歩く。
寒いな。大きめに振ってウォーキングしていた手を、ついポケットに入れると、手ぶくろが入っていた。
妻は、コートがクリーニングから帰ってくると、いつも手ぶくろを入れておいてくれるのだ。次の冬のために。そのとき、自分が居ないとは、本人も思っていなかったろうな。
その手ぶくろをしながら、久しぶりに涙が出た。
変わらないものはない
人は変わる
世の中も変わる
流行も変わる
お天気も変わる
経済も変わる
人が変わるのは
考え方だけではなく
容姿も変わる
変わることは悪いことではない
むしろ変わりたい
良い方に
だけど
変わらないものは
子どもへの気持ち
どんなことがあっても
母は子どものみかた
夫への愛は多少変化しても
子どもへの愛は変わらない
変わらないものは
あった
クリスマスの過ごし方
クリスチャンなら、礼拝堂で祈ったり、あちこちの家の前でクリスマスキャロルを歌うのでしょう。
でも、私たち日本人は、プレゼントのやり取りや、ケーキやチキンを食べることに喜びを見出し、楽しみにしています。大人たちはシャンパンを抜いたり、ね。
さて、私の時代には無かったけど、恋人同士がイブやクリスマスの日にデートするというのが、ここ十年以上の慣わしになっているようですね。どうしても仕事で会えない恋人に「私と仕事、どっちが大事なの?!」なんて詰め寄ったりするのかな。
でも、高いレストランや一流ホテルを予約して、男性が女性を一方的にもてなす形は、そろそろやめないとね。資金がかかりすぎるから、それもあって男性は草食になってしまう?異性とのお付き合いが面倒だという若い人が増えていると言われていますよね。