変わらないものはない
人は変わる
世の中も変わる
流行も変わる
お天気も変わる
経済も変わる
人が変わるのは
考え方だけではなく
容姿も変わる
変わることは悪いことではない
むしろ変わりたい
良い方に
だけど
変わらないものは
子どもへの気持ち
どんなことがあっても
母は子どものみかた
夫への愛は多少変化しても
子どもへの愛は変わらない
変わらないものは
あった
クリスマスの過ごし方
クリスチャンなら、礼拝堂で祈ったり、あちこちの家の前でクリスマスキャロルを歌うのでしょう。
でも、私たち日本人は、プレゼントのやり取りや、ケーキやチキンを食べることに喜びを見出し、楽しみにしています。大人たちはシャンパンを抜いたり、ね。
さて、私の時代には無かったけど、恋人同士がイブやクリスマスの日にデートするというのが、ここ十年以上の慣わしになっているようですね。どうしても仕事で会えない恋人に「私と仕事、どっちが大事なの?!」なんて詰め寄ったりするのかな。
でも、高いレストランや一流ホテルを予約して、男性が女性を一方的にもてなす形は、そろそろやめないとね。資金がかかりすぎるから、それもあって男性は草食になってしまう?異性とのお付き合いが面倒だという若い人が増えていると言われていますよね。
イブの夜
続々と人が集まってくる。親子連れもいれば、お年寄り同士で手を繋ぎ支え合ってやって来るご夫婦らしき2人もいる。どういうわけか、子どもが1人で来たこともあった。
この巨大な建物の中が、人で埋まってきて、ざわざわがやがやと声が反響してうるさい。
私は1人で来たので話し相手も居なくて、座ったままボォーっと、どんどん入ってくる人々を見ていた。
中に目を転じると、すすり泣いている人もいる。不安に駆られて、うろうろと狭い範囲で動き回っている人もいた。諦めきって、眠っている人もいる。
腕章を付けた人が、大きな声で何か言っているが、これだけの人が居て、小声とは言えそれぞれが何か話しているので聞こえない。
まぁいいか、なるようにしかならない。
12時になる30分前、大きな扉が悲鳴のような音をたてて閉められようとしている。若者が1人、飛び込んできた。セーフ!というようなジェスチャーをしている。そうだった、そんな告知があったっけ。もう時間なんだ。
人々が静かにどよめいた。私は何故か、焦りも悲しみも無かった。しょうがないことと認識し、諦めている。
この巨大なシェルターで、どの程度生き残るのか。これからどうなるのか、誰も知らない。今日は地球崩壊イブの夜・・・。
プレゼント
お誕生日やクリスマス、敬老の日、何かをプレゼントすると、必ず文句を言う母だった。
「こんな色、私に似合わないよ」「このデザインは派手だねぇ」「今年は◯◯が欲しかったのに」私も妹もいつものことだから、あーはいはい、とりあえず渡したよ。的な感じで取り合わない。
でも、初めて自分のお小遣いでプレゼントした手袋にケチをつけられたときは、大きなショックだった。その後も、何を渡してもそうだったので、こう言う人なんだ、と思うことにしたけど。
あれは何なんだろう?照れなのか?喜んで受け取れないのは、変なプライドだろうか?
私なら、金額や好みに拘らず、相手が自分を想定して、いろいろ見て考え選んでくれたプレゼントだから、とにかく嬉しい。喜ぶ。
そういう風に、プラスの感情を出せないのは悲しいことだと思う。だから母にも、娘が選んだプレゼント、演技でも良いから喜んでほしかった。
ゆずの香り
香水、入浴剤、ハンドクリーム、芳香剤、制汗スプレー、およそ、ゆずの香りを謳っているモノで、本当にゆずの香りがした試しがない。(ポン酢やドレッシングなど、食べ物関係は違う。本当のゆず果汁が入っているからだ)
バラやムスクは、けっこう近いかなと思うが、してみると、ゆずの香りの再現は難しいのだろう。シトラスと謳っているものは、なんとなく柑橘系かなと思うのだが、柚子は違うんだなぁ。
バラの香りを再現するために、調香師はほんのほんの少しだが、うんちの香を混ぜるそうだ。香りの再現はそんなデリケートなものなんだね。
もしかしたら、香り界隈では、ゆずの再現はノーベル賞レベルだったりして。