さくら

Open App
5/24/2024, 7:57:50 AM

ブーッブーッブーッブーッブーッ

スマホの音が鳴り止まない。







今日は会社の人たちと打ち上げで居酒屋に来ている。


彼氏にはもちろん伝えてあって、誰がいるかまで伝えた。


今回は私の企画が通り、発売記念の打ち上げで

私はいつもより飲んで酔っ払っていた。



時間も忘れ楽しんでいた時、












同期「さくらスマホ鳴り止まないけど、、、」



同期から渡されたスマホは何百もの通知を知らせていた。


『ねぇ、いつ帰ってくるの?』
『今何時かわかってる?』
『門限すぎてるけど』
『男の人いるんだよね?』
『浮気?』
『返事くらいしたらどう?』
『楽しみすぎてスマホも見れないの?』
『俺より大切な人がいるわけないよね』
『さくら』
『聞いてる?』
『愛してるから帰っておいで』
『何してるの?』
『あっ、既読ついた』
『まだ?』
『さすがにまだ居酒屋とか言わないよね』



あまりの恐ろしさにスマホの電源を落とした。


彼は居酒屋の場所も知っているため、解散を促し姉の家に逃げ込んだ。
















次の日休みということもあり、姉の家で1人でニュースを見ていた。

「昨日、東京都〇〇区の〇〇付近で20代男性のーーーー」




場所は昨日の居酒屋の近くで、殺されたのは同期だった。

仲良くしてくれていた人の死に動揺と絶望が押し寄せる。  















ピーンポーン



「はーーい!」


来客が来たのか在宅ワーク中だった姉が玄関に向かう。










「イヤーーーーーーッ!」


ドサッ






えっ、お姉ちゃん?










「昨日振りだね。さくら。」

「迎えに来たよ。帰ろうか。」



視線の先には姉が赤く染まり倒れていた。
















あ、、、、、逃げられない





5/17/2024, 6:26:08 AM

愛があればなんでもできる?



「あんた調子に乗らないでよ」
「お前なんかが快斗くんと付き合ってるとかありえないんだけど」
「ブスのくせに」


何度こんな言葉たちを聞いただろう、、、

「ごめん‥「あのさ、俺の彼氏になんか用?」

「なに?男同士だから?」

「俺の可愛い彼氏傷つけられちゃ困るんだけど」






少しの沈黙の後、彼女たちは目を見合わせ蔑んだような視線で見下ろしてきた


「え?だるくね?」
「普通にキモいわ」
「いくらイケメンでも男同士ってw」


そう言って同じクラスの女子たちは去っていった。





「ごめんね」



「蒼が謝ることあった?来るの遅れてごめんね」



「ううん。ボクが言い返せないの悪いんだ」

「それにボクが好きになっちゃったから」



「あ〜、それなら俺の方が先に好きになったから」



「え?」



「てか今日俺ん家来る?そろそろ親に紹介したい」



「うん///」












「お母さんただいま」



「あら、おかえり。隣の子は?」



「俺の彼氏」



「、、、、、、、、、そう」



















「じゃあね苦しい世界」
「来世では幸せになろう」