どうすればいいの?
今の自分の心を表しすぎてて笑いそう、今日のお題。
本当にどうすればいいんだろう。いや、やらなきゃいけないことなんてわかってるんだけど。そう考えると、今日のお題と自分の心はちょっと違うかも。
私ね、頑張って第一志望の学校に入ったんだ。
見学に行って、そこにいた人たちはみんなキラキラしてたの、ああなりたいって心の底から思った。
もちろん理想と現実は違った。理想と同じだったことはあるけど、でも、個人的に違う部分が大きすぎた。
思ってた授業と違う、思ってた授業と違う…なんてただの言い訳だね。
でもこれだけは言いたい。入学式で聞かされた話。
"他人と比べるな"
本当にそう思ってるなら、なんで相対評価で希望のコースを絞るの?しかもはなからダメって決めつけてさ。もっと投資してもいいじゃん、伸びる未来に賭けてくれてもいいじゃん、どうせ無理でもあなたたちに被害はないでしょ。あなたたちは私たちの何を知ってるの、まだ会って1年も経ってないくせに。どうせ自分たちの評価しか気にしてないんでしょ。知ってる。あなたのためって言葉は嘘だもんね。
"人と比べると辛くなる"
そうだよ辛いよ!!スタート地点は一緒なわけないんだよ、頭の出来が違うんだよ!そうじゃないって言わせないから、もしそうだったとしても、真面目に勉強してきた年数が違うの。つらい、そんな人たちばっかなのに、それより上にならなきゃ希望のコースには行かせないってなに、ころそうとしてるの。こんなこと言うなら絶対評価にしろよ。口先だけ優しくしてさぁ。
なんて愚痴言ってるけど、結局自分のせいなのも知ってる。今日学校休んでなにしたの?頭痛が酷かったから、いつもより多く寝たのは仕方ないけど、ずっとスマホ見てたのはなに?勉強しろよ。休憩時間をしっかり守れ。
情緒不安定だからなんで言い訳させないから。
全部全部自分が弱い所為。嫌なこと考えるのも。
あとたった三ヶ月で未来が決まっちゃうんだから、
頑張らなきゃでしょ。落ち込んでる暇なんてないの自制できなきゃいけないの、後悔しても嫉妬しても羨んでも現状はなにも変わらないの。こんなの書いてる暇あったら勉強しろよ。
秋晴れ
今日は秋晴れらしい。時間を見るためだけにつけていたニュースがそう告げた。過ごしやすい秋がやっときて嬉しいとアナウンサーが口々に言うが、私はそれに共感できない。
秋なんて、こなくていい。
ずっと、蒸し暑い夏のままでいい。
10年ほど前の、あの夏に、ずっと囚われていたい。
無知で、馬鹿で、でも無邪気に遊べて、恥ずかしい記憶もあるけど、でもそれ以上に、今もなお輝いているあの頃に戻りたい。
時間が進めば進むほど、世界が狂っていくように感じる。昔に戻りたい。こんな未来望んでなかった。
周りはみんな冷たくて、上司の顔色伺って、情熱なんて何もない、冷めた大人になんてなりたくなかった。
真面になんてなりたくなかった。
それでも、それでも前に進めと誰かが言う。
生きて。最期に目一杯笑えるように。
生きて、なんて簡単に言わないで欲しいなぁ……でも、仕方ない、10年前からずっと好きなあの人が言うんだ。
なら、精一杯生きて笑ってやろうじゃないか。
大人の象徴を身に纏って家を出る。
少し小さくなった太陽に、懐かしさを感じた。
忘れたくても忘れられない
忘れたくても忘れられないのは、楽しかった記憶でも、嬉しかった言葉でもなく、言われてムカついた言葉とか、とても残酷で忘れてしまいたいことの方が多い。
過ちを繰り返さないために、人間の脳はそうやってできているのかもしれないけど、幸せな記憶の方が忘れやすいのは、悲しい。
やわらかな光
忌々しい電子音が鳴り響く午前6時。
10月にはいった、といっても気温は夏頃とほぼ変わらないから、布団の恋しさはまだないので、まだ起きやすい。あくまで"まだ"だ。
緩慢な動きで体を起こして、太陽を睨む。気温は変わらないが、こいつの日の出の時間は遅くなってしまった。
夏は鬱陶しいと思うほど輝いていたのに、今はその輝きが半減している。しかも今日は土曜出勤。本当に会社を爆発したい。マジレスすると爆発したら自分が生きていけなくなるから困るんだけど。
身だしなみを整えるのも程々にして家を出る。
やる気のない挨拶が、部屋に淋しく響いた。
暖かい光に包まれて、目を覚ます。まだ寝ぼけているが、昨日帰ってきて、酒を飲み、そのまま寝落ちしたのを思い出した。となると今は日曜日。あの忌々しい電子音もならないし、日光に冷たさは感じない。昼間と朝の中間の、やわらかい、暖かい光だ。
ゆっくりと息を吸って、寝返りを打った。
最高の二度寝日和だな……。
やる気のない声が、部屋に溶けていった。
ジャングルジム
ジャングルジムと聞いて思い出すのは、小学校の校庭で高い鬼をした記憶。
別にあの頃に戻りたいとは思わないけど、私の中で綺麗な記憶として残っている。遊ぶのをやめて、ジャングルジムの上に登って、なぜかみんなで自分の一人称について話していた。放課後の空か、昼休みのの空が、きらきらと光っていた気がする。
今の自分よりずっと活発で、陽キャだった。今思うととても羨ましい。痩せてたし。
何年も前の自分は、確かに今の自分と同一人物なのに、何故か違う人間な気がする。
あの時の私は何を考えていたんだろう、じゃなくて、君は何を考えているの、って二人称になってしまう。
小学生なんて、悩みなんか無いと思ってしまうけど、絶対そんな事はなくて、でも、大人になる程、子どもの悩みを思い出せなくなる。それが嫌だったから、最近は日記のような何かを書くように心掛けてるんだけど、小学生の君の悩みはもう思い出せない。いつか君と話したい。夢の中でも良いから。あーあ、こう思うならタイムカプセルとか作っとけば良かった。