「 あなたがいたから 」
貴方と出会って誕生日が好きになった。
私誕生日なんて嫌いだったの...
どうせ私は要らない子
過ちでできてしまった子
捨てられた子
そう思ってた。 だって物心つく頃もうママとパパは居なかった
そこから私の愛は誰にも届くことがなく愛を知ることもない
貴方と出会って生きてもいいのかなって思った。
私死にたかった
学歴重視の世界で学がなく職もない
愛も勉学も何もかも知らない 私はこの世に価値なんてなかった
いつ死んでもよかった 明日を生きていたくなかった
絶望と失望の繰り返しでただ暗闇の中立ち止まったまま…
貴方が居たから 好きになった事がたくさんある。
貴方が居たから 生きたいって願う夜が増えた。
貴方が居たから 愛を知ることができたの。
貴方が居たから 私に価値ができた。
貴方が居たから 私らしく生きることができてる。
貴方が居たから 楽しいって笑える日々が増えた。
貴方が居たから 誰かが居ない事の寂しさを覚えた。
貴方が居たから 貴方が居たから 私 強くなれた。
この先も貴方が居ればそれだけでなんだってできる
貴方さえいれば私他に欲しいものなんてない。
私の身も心も命も全てあなたに捧げるほど貴方を愛しています。
「 相合傘 」
泣いて家を出た日は必ず雨が降る夜だった
全てを涙に託して雨の中歩いていく
私は雨なんて嫌いだった。 辛い気持ちがいっそ増すから
でも心地いいとも思った
寝る時に聞こえる雨音 涙や感情をそっと隠してくれる小雨
いいことも悪いこともあった。
いつか私に傘を差して一緒に歩いてくれる人を待ちに待った
そんな人が現れた今、その人に傘を差して欲しくても居ない。
分かってる 人生そんな甘いものじゃない
でも 叶うのなら貴方の傘に私も入りたい そして隣を歩きたい
叶うなら 愛合傘なんかを2人で分け合ってみたいと思ってしまう
「落下」
先の見えない暗闇の中に落ちていく
その先にたとえ光が見えたとしても
今現状の暗闇はあまりに恐ろしくて
目を閉じてしまう
そしたらもう何も見えないだろうな
きっともうなにも感じないだろうか
痛くて 脆くて 切ないもの
いつまでも残る残像をただ恋しいと願う
そんな自分が哀れで情けない
肌寒い でも少し暖かいのはきっとキミのせい
私 キミを愛してる そう言うとおれもって言った
キミは 私に温もりと優しさをくれる
私は キミ に なにができるだろう、きっと私のせいで
キミは寒さを感じてしまうのかもしれない
それでも キミ は 私を愛してくれるだろうか。
私は いつまで キミ の 優しさに溺れていられるだろうか。
雨が降り続く 私の水溜まりに現れた キミ
私は キミ の 暖かさで 雨も少し止むのかと期待する
期待した先に 私はどうなっているのかなんてわからない
でも 雨が降ったら 必ず キミ と 一緒に 止むまで 待ちたい