「 相合傘 」
泣いて家を出た日は必ず雨が降る夜だった
全てを涙に託して雨の中歩いていく
私は雨なんて嫌いだった。 辛い気持ちがいっそ増すから
でも心地いいとも思った
寝る時に聞こえる雨音 涙や感情をそっと隠してくれる小雨
いいことも悪いこともあった。
いつか私に傘を差して一緒に歩いてくれる人を待ちに待った
そんな人が現れた今、その人に傘を差して欲しくても居ない。
分かってる 人生そんな甘いものじゃない
でも 叶うのなら貴方の傘に私も入りたい そして隣を歩きたい
叶うなら 愛合傘なんかを2人で分け合ってみたいと思ってしまう
6/19/2023, 5:04:17 PM