『届かない……』
届かない…
夢?手?声?想い?
いろいろあるけど
届くまで諦めないのも良し
届く前に諦めても良し
諦めなければ届くかといえば
必ずしもそうでもない
だから
どちらにしても
結果を受け入れるしかない
自分ができることに
誠実に向き合ったのなら
どんな結果でも
後悔は最小限で済む
…はず
『木漏れ日』
あなたは草原にいます。
柔らかい草の上に仰向けになって、
そう、大の字になっています。
空を見上げると、
木々の間から柔らかい木漏れ日が差していて
とても気持ちが良いです。
あなたは、ゆっくり4秒かけて
鼻から息を吸います。
その後、今度は口から
たっぷり6秒かけて息を吐きます。
これを繰り返します。
というのを夜、自宅でイメージしながら
呼吸をすると、私は割とすぐに眠れます。
寝つきの悪いかたは試してみてくださいね。
『ラブソング』
昔、“天使にラブソングを”という映画が昔好きだった。
ウーピー・ゴールドバーグ主演。
主役は殺人を目撃してしまったショーガール。
目撃者である彼女の身の安全を図るため、スラム街?の教会で、犯人が捕まるまではそこでシスターとして生活する。
そこは礼拝に訪れる人も少なく、シスターたちは一生懸命讃美歌を歌うがお世辞にも上手とはいえない。
耳の悪い伴奏者。
声は大きいが調子外れのシスター、
引っ込み思案で声の出ないシスター
その他クセの強いシスターたちに、ショーガールであるウーピーがショー仕込みの歌を教え始める。
すると変化が表れ始め、、
というお話。
ストーリーもだが、歌が楽しくて大好きだった。
また観ようかな。
『手紙を開くと』
手紙を開くと、そこには懐かしい母の字がある。
結婚前、あまり家事をしなかった私を心配し、おもに料理の基本を書いた手紙。
青、黄、赤、白、黒色の食材をバランスよく使えばだいたいの栄養が取れる、とか。
お米に鷹の爪を入れると虫がわかない、とか。
糊がない時は、ご飯粒が糊の代わりになる、なんていうのもあった。まるで舌切りすずめの世界。
普段は使わないであろう、災害時に役立ちそうな生活の裏技?まで事細かく書いてあり、よほど心配だったのが見て取れる。
それでも当時、まさかあんなに早く逝ってしまうとは、本人も思っていなかったに違いない。
お母さん、お手紙ありがとう。
って、もらった時にもっとちゃんと伝えれば良かった。
『すれ違う瞳』
デパートのストール売場。
並べられた商品を眺めて歩きながら、何気なく隣にいた女性の足もとに目をやった。すると、薄いコートの裾から値札の付いたストール。
足が止まった。
その女性はストールを肩にはおり、その上からコートを着たのだろう。大胆な。でも値札見えてる。
-万引きだ。
驚きすぎて固まったまま、値札から目線を上げると、女性と目線がすれ違った。
その瞬間、女性も私に見られたことに気付いたのだろう。
何事もなかったようにコートを脱ぎ、ストールを棚に戻すと足早に去っていった。
私はしばらく立ち尽くしてしまった。
その女性がその後どうしたのか、その時だけの出来心だったのか常習犯だったのか、今となってはわからない。
でも、防げて良かった。